5億円を稼いだ元ホストトレーダーが教える、スゴすぎる“鉄板ワザ”
終身雇用が事実上崩壊したこの時代、資産形成のスキル習得は避けられない。ならば、指針となるのは誰か。各ジャンルで成功を収めるニューリッチ・オールスターズを招集。ノウハウ&思考法を徹底解剖した!
為替市場で5億円を稼ぎ、世界への足がかりを築く
「先日、フィリピンに行ってきたんですよ。そのとき撮った一枚です」
元ホスト、現会社経営者のこたつむり氏が見せてくれたのは、世界6階級を制覇したボクサー、パッキャオと撮影した写真。世界を相手にビジネスを手がけ、ボクシング界のレジェンドとも知己を得た彼だが、その原資となるカネを稼いだのは為替のトレードだ。
「姉にバイナリーオプション(BO)を教えてもらって、始めました。5000円を原資にやってみたら連戦連勝。30分で17万円になってしまった。これはヤバイ、と虜になりました」
BOは為替レートが「上がるか/下がるか」を予想するだけのシンプルな商品。日本企業でもBOを提供する会社はあるが、こたつむり氏が使うのは海外BO。同じ名称でも、商品性はまったく違う。
「予想するのは30秒後の為替レート。当たればかけたお金が2倍弱に、外せばゼロになります。日本のBOに比べ予想時間が極めて短く、倍率が高い。ハマれば短期間で資金を増やせるんです」
取引を重ね、より効果的な手法を編み出していく
BOを知ってからというもの、夢中になって攻略法を研究したという。
「20万円を入金し、一日20時間近く取引していました。最初はシンプルな水平線手法です。高値や安値に水平線を引き、抜けた方向についていく。ただし狙うのは、抜けた後にいったん水平線まで戻ってきたタイミングです」
そうして取引を重ねるうち、こたつむり氏は、より効果的な手法を編み出していく。
「攻略法を考えるのが好きなんです。新しいアイデアが浮かんだら1週間かけて検証し、磨きをかけていく。そうやって生まれた“鉄板ワザ”のひとつがボリンジャーバンドを利用したパターンです」
統計学をもとに、為替レートが跳ね返りやすい水準を教えてくれるのが、ボリンジャーバンド。1分足や30秒足などのチャートを見て3シグマまで達したら注目だ。
「3シグマから2シグマまで落ちてきたらチャンス。そのまま1シグマまで落ちて、2シグマと1シグマで往復する傾向があります。よって、2シグマまで戻ったら下方向でイン。それをカチカチッと繰り返すだけで勝率7~8割はキープできます」