芸能のお仕事は辞めるつもりだった

――というと？

浅川：この5月は、割と自分自身に使える時間を過ごさせて頂いたのですが、お仕事をしていないと何をしていいのか分からなくて。ゲームをしたり漫画を読んだり、アニメを見たりというのを、ずっと布団から出ないまま続けていました（笑）。

　両手を伸ばせばすべて完結するような感じで。この状態がもう少し続いたら、ベッドの横に置ける冷蔵庫を買っちゃうなって思ったくらい（苦笑）。リラックスできましたけど、やっぱりどんどんお仕事をしたいですね。実は私、二十歳くらいまでに芸能のお仕事は辞めるつもりでアイドルを始めたんです。

――そうなんですか!?

浅川：でも、これからも芸能のお仕事を続けると決めた。ということは、この仕事で一生食べていかないとと思っているし、そう思っているからこそ、覚悟を決めて芸能界に残っている。だから、頑張ろうと思っています。

――やりたいことを自分に引き寄せられているのは、なぜだと思いますか？

浅川：人に恵まれているのだと思います。関わってくださる方すべて。だからこそ、その方たちに感謝の気持ちを持って、恩返しをしていかないといけないと思っているし、私にとってはお芝居を頑張って返していくことが一番だと思っています。人に恵まれている分、自分も恵んで、与えていけるように頑張っていきたいです。

＜取材・文・撮影／望月ふみ＞