元スパガ・浅川梨奈が振り返る転機「この仕事で一生食べていこうと決めた」
今年の1月にアイドルグループ「SUPER☆GiRLS」を卒業した浅川梨奈さん(20)。現在、裕福な夫婦の養女になった少女・芽衣役で主演を務めるホラー映画2部作の前編『黒い乙女Q』が公開中です(8月16日には後編の『黒い乙女A』が公開)。
グラビアアイドルとしても人気を博した浅川さんですが、卒業後は本格的に女優として進んでおり、今年上半期だけで、主演作『劇場版 リケ恋』『血まみれスケバンチェーンソーRED(前後編)』を含む6本の映画が公開。話題作『かぐや様は告らせたい』への出演も決まっています。
そんな浅川さんが『黒い乙女』についてはもちろん、「実は二十歳くらいで辞めようと思っていた」という芸能の仕事について、続けようと思ったターニングポイントなどを教えてくれました。
グループを卒業してから初めて撮影した主演映画
――『Q』を観て、早く『A』が観たくなりました。
浅川梨奈(以下、浅川):4月末に『Q』と『A』を一緒に撮影したばかりなんです。それでもう公開なんて奇跡です(笑)。
――浅川さんは、ホラー系の作品に縁がありますね。
浅川:血を浴び過ぎですよね。でも本作も、脚本を拝見したときに、私の好きな世界観でしたし、いつかやりたいと思っていた役柄だったので嬉しかったです。人間的なホラーというのが好きなんです。人の心理を突いてくるというか。
グループを卒業してから初めての主演映画の撮影でした。今まで培ってきたものを出しながら、新しく学べることがすごく多そうな作品だと感じたので、気合を入れて臨みました。
注目は、とにかく貼られまくっている伏線
――芽衣ちゃんは『Q』では巻き込まれた少女に見えましたが、『A』で別の面も見えてくるのでしょうか。
浅川:どうでしょうか(笑)。『Q』の伏線、『A』は答えで。芽衣は幼少期に傷ついた経験があって、何かを抱えている子。やっぱり普通の子ではないので、ただ巻き込まれた子なのか、本当は一番ヤバイのか。どう感じていただけるかはみなさんに委ねますが、とにかく伏線が貼られまくっているので、隅々まで観ていただきたいです。
――話せる範囲で、ここに注目しておいたほうがいいというところは?
浅川:ボレロの曲がポイントです。私も最初に美声をとどろかせていますが(笑)、なぜボレロなのか。そして芽衣とラナ(北香那)の関係、家族間のこと、メープル超合金の安藤なつさんが演じている騒音おばさんにも注目ですし、おたふくのお面、隕石と、出てくる全てが伏線になっています。
――それらがすべて『A』で。
浅川:回収されます。相当気持ちがいいと思いますよ。それも『Q』で、芽衣が、ある家族に引き取られて幸せに過ごした時間があって……という段階もしっかり踏まえたうえなので『Q』は必ず観て頂きたいです。