女優・川床明日香、初の長編映画。泣くシーンで「“お母さん”を感じられた」
学校では煎茶部に所属。できるところまで極めたい
――ニコラモデルを3月に卒業されました。大きな転機ですね。
川床:以前、卒業された先輩から、「あのときはこれからどうなるだろうと不安だった」ということを聞いていたんです。なので私も卒業するときは不安になるかなと思っていましたが、実際にはこれからどんなことが始まるんだろうと楽しみな気持ちが大きいです。性格も、どちらかというとポジティブな方かなと思います。
――現役の高校生ですが、今後こういうことをやっていきたいという目標はありますか?
川床:大学に行きたいので学校の勉強も頑張らなきゃと思っていますし、お芝居ももっと上手になりたいです。仕事でもプライベートでも、とにかくもっとたくさんの人に出会ってみたいですね。
――普段、自分を高めるために常にアンテナを張っていたり、高い意識を持っているほうですか?
川床:うーん、低くはないと思います。「高い意識を」という気持ちではないですけど、好奇心は旺盛です。今はまっているのはフィルムカメラですね。少し前に「写ルンです」が流行って、そのとき撮ってみてすごく楽しくて。撮ったものをすぐに見られなくて、何が写ってるんだろうと現像を待っていたら、自分の想像とは違う感じに撮れていたりして。あと、学校では煎茶部に所属しています。部活動はあと1年ちょっとですが、できるところまで極めたいと思っています。
16歳の憧れは、おばあちゃんっぽい女性!?
――まだ16歳ですが、どんな二十歳になっていたいですか?
川床:えー! 二十歳ですか? 考えていませんでしたが、すぐに来ますよね。今よりできることが増えていたら嬉しいですけど……。大人の女性としては、あまり時間に縛られない人になりたいです。せかせかせずに、おばあちゃんのようなゆとりを。でも、二十歳でおばあちゃんぽくなるのは早いですよね(笑)。
――大学には行きたいとのことですが、女優以外のお仕事をするなら、何をしたいですか?
川床:やりたいことはたくさんありますけど、幼い頃の夢は保育士さんでした。子供が好きなので、教える立場もいいなと思います。
――では女優としてのお仕事が増えていったら、どんな女優さんになっていきたいですか?
川床:初心を忘れずにいたいです。今回、初めて作品に臨ませていただいた気持ちを忘れずに、どんな作品でも新しい気持ちで、全力で向き合える女優さんでいられたらと思います。
<取材・文・撮影/望月ふみ>