20代の独身サラリーマンは家を買うべき?住宅選びの鉄則は“4つ”だけ
マンションブロガーの、のらえもんです。
編集者から「独身の20代サラリーマンって、そもそもマンション買っていいものでしょうか? のらえもんさんは反対されます?」と聞かれました。
今回は「独身の20代サラリーマンに捧げる、住宅選びの鉄則」についてお話します。
20代サラリーマンの“最大の味方”とは?
結論から言えば、「もし東京でマンションを買うなら、早いうちに買っておいて損はない」です。
20代の独身時代は楽しいものですが、一度経験した身からするとあっという間に過ぎてしまうのも事実です。もし、私が今の記憶を持って社会人数年目のサラリーマンに転生したとしたら、即マンションを買いに行っているはずです。
なぜなら個人の資産形成に最大の味方、与信と時間を使えるからです。与信とはお金を借りられる信用力、そして時間とは返済に十分な人生の時間を充てられるということです。
たしかに狭いワンルームでも古めの1DKでも住めることは住めます。しかし今あなたが、お金を借りられる信用力=与信を使って、質の高い住宅に住むと、幸福度は間違いなく上がります。
人生は“どれだけ稼いで貯金したか”のゲームではなく、“どれだけ幸福を感じることが多かったか”のゲームだと私は思っているので、独身20代から良い住宅に住むのは、より幸福の多い人生のためにはアリの選択です。
10年後、自分以外の人が住みたいと思えるか?
さて、もし独身の20代サラリーマンが買うとするならどのような住宅を選ぶべきでしょうか。実は既婚者より資産形成に有利な点があります。それは「一緒に住むパートナーがいないので、意思決定はすべて自分の意思だけで行える」という点です。結婚するとわかりますよ、自分だけの意見ではお家を買えないということが……。
買うときから住んだあとのことを考えて買いましょう。そのお部屋は10年後でも自分以外の人も住みたいと思うマンションなのか? ということです。
人口減少が進むなか、買ったあとも部屋の価値が下がりにくいマンションは市場に少ないのですが、いくつかの条件を当てはめて探すことにより、資産形成をすることができます。
鉄則は4つ。
■探す広さは限定的に
■駅徒歩7分以内と23区内周部
■採光や人通りなどは妥協する
■リノベ物件は避ける
です。