イケメン広告マンが入社2年で、20キロ激太り。悲惨すぎる“あだ名“まで…
ダイエットを決心させた、ショッキングな出来事
「忘れはしません。あれは確かコンパで知り合った女の子と僕の車でデートをしていたときのこと。女の子に『車のシートの裏側にスマホを落としちゃったので電話を鳴らしてほしい』と言われたんです。車を止めて、僕はその女の子の携帯に電話をしました。ちょうど僕の座席の下で彼女の携帯が光ったので、拾ってあげたんです」
山川さんが何気なく液晶画面を見ると「山川くん(アーノルド坊や・社名)」との通知が。意味がわからず「ちょ、アーノルド坊やって何?(笑)」と聞くと、女性は一瞬ハッとして、気まずそうに「ごめんね! でも山川くんの会社の子が似ていると言ったから面白くて、つい……」と苦笑。
「家に帰って、アーノルド坊やでググってみると、僕が着ているスーツのような青いシャツを着た、ふくよかなアメリカ少年が……。後から同僚を問い詰めて知ったのですが、僕、みんなから陰で、アーノルド坊やって呼ばれていたんです!」
アーノルド坊やとは、日本でも放映されていたアメリカのコメディドラマ『アーノルド坊やは人気者』の主人公です。金払いも良く部下や同僚に慕われていた山川さんは、まさにアーノルド坊やのように人気者だったのだとか。
ダイエットを始めるも、新たなあだ名が!?
しかしアーノルド坊やというあだ名が付いても、ヘアスタイルや服装は変えたくなかったという山川さん、意を決してダイエットを始めます。
「今は175センチ、68キロまで落として筋肉をつけています。最近は飲み会もめっきり減らし、ジムばかり行くようになっています。
後輩たちにもジムに行こうと誘っているんですが、あまりにもシツこく誘ったせいか最近では陰で『ビリーズブートキャンプ』と呼ばれているようなんですよね……」
またもや、あだ名を付けられてしまった山川さん。しかし、ぽっちゃりキャラは脱却できたの良かったそうです。読者のみなさんも社会に出てからの体型管理には十分気をつけてくださいね。
― 新入社員の身だしなみ、大丈夫? ―
<取材・文/結城 イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>