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流行の波に乗ってフリーランスに「毎月5万円すぐ貯金できた!」

コラム

 ここ数年、ビジネスで「個人の力」が重要視されるようになって、会社員ではなく個人事業主として、フリーランスという働き方を選択する人も増えました。

仕事 フリーランス

※画像はイメージです

 とはいえ、今まで会社員としてもらっていた給料を、単価契約や業務委託として受けるという不安定な働き方に、不安を感じる人もいるでしょう。

 しかし、サラリーマンから独立して2年目、フリーデザイナーの市川祐介さん(仮名・28歳)は「会社員時代よりも貯金ができるようになった」と言います。

意見の違いと人間関係が原因で独立を決意

 市川さんは22歳で新卒入社したデザイン会社から、転職で3社渡り歩いて独立に至ったのだそう。ベールに包まれているフリーランスの財布事情に迫ってみましょう。

「どの会社も去りたくなる理由はだいたい一緒で、自分の作りたいクリエイティブと会社の方向性が合わないことと、社内での人間関係が半々でした。結局、自分は“好きに仕事をしたいタイプ”なんだと気付き、3社目を退社する時にフリーランスに。ツテはなかったけど、周りでも何人かいたし、流行っていたで、なんとかなると思いました」

 特にクリエイティブ職だと、自分のやりたいことと会社の意向とのギャップに悩むという話もよく聞きます。手に職がある人なら、貯金さえしっかりしておけば、フリーとして上手くいかなくても、もう一度、転職活動をする道もあります。

前職の人ヅテで仕事と「生活の安定」ゲット

生活

 仕事のアテもなく退職した市川さんですが、3か月ほどで生計を立て始めることに成功しました。

「最初はクラウドソーシングで仕事を受けていましたが、ずっと同じデザイン業界にいたので、前職で関わりのあった人たちに少しずつ仕事を紹介してもらい、なんとか身ひとつ支えていけるようになりました。

 仕事に向き合う時間は増えましたが、出社の義務もないので自分のペースでのんびりやって、だいたい月に25万円ほど手取りで稼げるようになりました。あとは自分のがんばり次第で伸ばせていけそうです」

 会社員時代にしっかり仕事と向き合っていれば、その後も仕事のアテをもらえるのだそう。ボーナスがないので、月25万円だとやや少なく感じますが、少なくとも生活には困らなさそうですね。

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