イチローの引退後のキャリアを20代男子100人が大予想
言葉選びのセンスからタレントを望む声も
何らかの形でプロ野球に身を寄せてほしいという声が多かった一方、他の分野で比率が高かったのが、共に7%を占めた「実業家」と「タレント」。
実業家については「(野球以外の分野では)現場で働いている姿が思い浮かばず、何かの社長をしているイメージがある」という声のほか、「昔から株をやったり、日経新聞を熟読していて知識が豊富」という印象から、ビジネスで手腕を発揮してほしいという意見もあった。
また、同じ割合を占めたタレントでは持ち前の言葉選びのセンスや切り返しの上手さなどが評価されたのか「解説を聞いてみたい」という声が寄せられ、「どこかのキー局も解説者として欲しがっているはず」と推測する回答者もいた。
これらに続いて、比率が高かったのは5%の「会社員」。2017年に明治安田生命が新社会人に向けて行った「理想の上司」アンケートのスポーツ部門で1位を獲得したこともあるが、身近な環境でリーダーシップを発揮してほしいと期待が寄せられた。
世界を舞台に活躍した中田英寿と重なる
少数意見として、アーティストや政治家を差しおいて、「旅人」が4%だった。
日本人として世界の舞台で活躍したプロスポーツ選手としては現在、元サッカー選手で現在は実業家の「中田英寿氏と重なると」いう意見もあり、「枠にとらわれなさそう」と、自由を謳歌して生きる未来を思い描く声も寄せられた。
また、野球から離れた分野に進む可能性を加味して「アーティスト」も3%を獲得。「政治家」や「文筆家」も、若干の支持を集めたほか、その他の意見としては「イチローからの指導となると、相手が萎縮して迷惑をかけてしまうから、監督はやらないのでは?」という声もあった。
現在、45歳であるイチロー選手。大ベテランの選手ではあるが、“人生はまだまだこれから”といった印象もある。フィールドで現役選手としての勇姿がみられなくなることには寂しさもおぼえるが、今後の選択肢にも注目していきたい。
<TEXT/カネコシュウヘイ 調査協力/リサーチプラス>
【調査概要】
調査内容:「イチロー選手が現役引退。今後どのような道に進むと思いますか?」(リサーチプラス)
調査期間:2019年3月25日
調査対象:全国の20~29歳男性100人
調査方法:インターネット調査