ZOZO、クックパッド…IT系企業の「意識高い系制度」はウザい?社員の声は
他部署の社員と一緒にランチを取る「シャッフルランチ」や、飲み会代わりにアフター5にピザを食べる「ピザ会」――。
社員同士のコミュニケーション活性化を目的とする制度を導入する企業が昨今増えている。でもこれって、意識低い系の人からするとウザくないのか?
もちろん、楽しんでいる社員も多いのだろうが、あえて、困惑ぎみな一部の社員の感想を紹介していこう。
珍妙な社内コミュニケーション事例
まず、グルメサイトで知られるぐるなびで実施されるのが、「ウォーキングミーティング」。
「これはウォーキングをしながら会議をするというもの。緊張感が薄れて発言しやすくなるし、健康改善に繫がるとして導入。でも、中年としては歩き疲れるし、集中力が下がるので議論が進みづらい」(42歳・元ぐるなび)
ウォーキングミーティングは、Appleの故スティーブ・ジョブズやFacebook CEO のマーク・ザッカーバーグが実践しているという触れ込みで海外で話題になった。
一方、大手レシピサイトのクックパッドからはこんな声が。
「会社が用意した食材を使って料理する制度。料理は好きですが、みんなで作ると料理上手な人と比べられて少し疲れますね」(同社勤務の29歳・女性)
ZOZOの福利厚生「FRIENDSHIP DAY」とは?
そして、2018年、注目が集まったZOZOで実践するのが「FRIENDSHIP DAY」だ。
「従業員同士の交流のために、ボウリング大会やプレゼント交換などの機会を設けるという制度。リア充な人は楽しいでしょうが、自分はウェイウェイしたノリは苦手。周囲に合わせようと無理しています」(同社勤務の33歳・男性)
そして、ソフトウェア開発大手のサイボウズで取り入れられているのが「感動課」。
「表向きは『社内の感動の種を探す』というものだが、中身はいわゆる人事部がやっている仕事と変わらない。ネーミングだけがキラキラで、形骸化しているのがダサい」(同社勤務の34歳・男性)