冬物セールは今が狙い時! ユニクロ、ZARAで「得する買い方」2つのポイント
寒い日が続きますが、ファッション業界は冬物セールの真っただなかです。
セールの時は、女性ならずともつい安さに釣られて、買いすぎてしまうもの。とはいえ、不要なものまで買って、タンスの肥やしになった経験はありませんか?
今回、セールだからといってムダな物を買わない、セールを活用したちょっとしたポイントを服のコンサルタントである私がお伝えします。
アパレルの販売時期と値下げについて
通常、アパレルショップではシーズン物を早めに売り始め、その季節が終わる前にすべてを売り切ろうとします。そのため、春夏物(2~7月)、秋冬物(8月~翌1月)はそれぞれシーズン終了の1か月前から値下げを始めるのです。
事実、ユニクロやしまむらなどでは、すでに春物のファッションが店頭に並び、秋冬物はセールが始まっています。
ただ、セール開始直後はまだ需要があり、値下げ率は低く、シーズンが終わりに近づくにつれて、値下げ幅も高くなります。もちろん、先に売り切れてしまうこともありますが、運が良ければ定価の半額以下で買えることもあります。
なので、極端に大小どちらかに寄ったサイズや、限定カラーがほしい人以外は、セール終盤に破格の値段で残っているものを購入するのが賢いでしょう。
セール活用の2つのポイント
私自身、かつてはセールでムダなものを買ってしまうことがありました。しかし、あることを意識しだしてからムダな物を買わなくなりました。ポイントは「自身のサイズに合うものを狙うならセール初期に購入する」「持っていない・または色違いのベーシックなものを購入する」の2つです。
1)特定のサイズを狙うならセール初期
セールではSやMサイズから売り切れます。小柄だったり、標準体型だったりする人は、先に売り切れてしまうので、値下げ率は低くてもセール初期に買うべきです。
早めに買っておかないと、売り切れたり、妥協してサイズ違いを購入してしまいます。「多少はサイズが違っても大丈夫だろう」という悪魔のささやきには耐えましょう。きっと不格好になってしまいます。
2)セールでは持っていないベーシックなものを狙う
流行りは一過性のものがほとんどです。流行りものを購入しても着られる時期はごくわずかです。そのわずかな時期を楽しむのであればいいですが、そうでなければ、ベーシックなアイテム以外の購入は控えるべきです。
例えばジャケットであれば、無地の紺ジャケットは、かなり着回せます。
そのため、セールでは「持っていないベーシックなもの、または色違い」を購入しましょう。スラックスであれば、ウール100%のチャコールグレーやライトグレー、小物であれば、ニットタイやポケットチーフなどを購入してみてはいかがでしょうか。
3)またはセールでは色違いのものを狙う
ほしい商品でぴったりのサイズが見つからない場合は、すでに持っているものの色違いを狙ってみてもよいでしょう。
すでにカラフルなジャケットを持っているなら、同商品のグレーやベージュを狙うとよいでしょう。セールで安くなったときにこそ、ベーシックなものを揃える絶好のタイミングなのです!
1月のセールで購入したものを一部ご紹介
最後に参考までに筆者が先日、ZARAとスーツカンパニーのセールで購入したものを紹介します。
■フリンジ付きファブリックスカーフ(3990円⇒2990円)
■ウール100%の「プレーンの紺のジレ」(1万1000円⇒5500円)
■ウール100%「チャコールグレーのツイードジレ」(1万1000円⇒5500円)
まず、ZARAで購入した大判スカーフは非常に鮮やかな青に惹かれ、安くなっていたため購入しました。かなり写真映えする逸品です。
赤系のマフラーは持っているため、今回は青色でプレーンなスカーフを購入しました。色は鮮やかでとてもキレイですが、アクリル100%。1日中使用すると静電気が尋常でないですが、使い心地はとてもよいです。
次にジレ2枚。チャコールグレーのツイードジレは秋・冬・春先まで、プレーンの紺ジレのほうはオールシーズン着用できそうです。特に色違いは購入する予定はありませんでしたが、安くなってサイズも合ったため、セールを活用してベーシックなものを揃えることができました。
セールはうまく活用すれば持っていないベーシックなもの、または色違いのものを揃える絶好の機会です。
みなさん、ぜひ参考としてください。
<TEXT/山崎剛>