働き方改革が“ぼっちリーマン”を増加させる?現役産業医が危惧
「ジョブ型」外資系企業にぼっちはいない?
一方、「ジョブ型」の特徴について、大室氏はこう語る。
「ジョブ型では『こういう仕事をしてください』と、最初から仕事で切り分けるので、自分の仕事が終われば、上司が居残っていても好きに帰っていい。雇用は非常に合理的で、メリットも大きいのですが、自分から繋がりをつくりにいけない人は、ぼっち化する可能性が高いですね」
すでにジョブ型を採用している外資系企業でも、社員のぼっち化は進んでいるのだろうか?
「ところが、外資系は別の形で人間関係をフォローしている企業が多いのです。
運動会のような強制イベントではなく、部長を中心にしたメンバー固定の“部内飲み会”でもなく、部署を超えて出入り自由なイベントを定期的に開催し、社員間のゆるやかな交流を推奨しています。なので、意外とぼっち化はしていない印象です」
こうしたフォローもなく、ただ機械的にジョブ型に移行した日本企業では、ぼっち化する社員の急増は必至。あなたにとっても「明日は我が身」かもしれない。
― [ぼっち]はマジで死に至る ―
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