上司の「ドヤ顔訓示」との向き合い方。要注意は“本田圭佑”課長?
上場企業の社長がセクハラまがいのスピーチ!?
友人から聞いた話で、最高に笑ったのは最近、上場したマーケティング会社の社長のスピーチだ。マーケティングの基本とされる「4P(プロダクト、プライス、プレイス、プロモーションの頭文字をとったもの)」について、なぜか「3P」と間違い。
「3Pを意識した提案を」「3Pは何かを深く考えて」「3Pの徹底した実践」などと、全社朝礼で3Pを連呼したのである。3Pの意味については深く触れないが、みんな、笑いをこらえるので必死だったという。
いや、「セクハラだ」と言われなかったのは寛容なのか、みんな言い間違えだと理解したからなのか?
「競合キラーの和田」「中堅・中小企業の救世主赤地」
さらに、本田圭佑が「ケースケホンダ」と言ったように、「自分すごいぞ」アピールなどされた日にはたまったものではない。
管理職は若手を鼓舞するために、自分が部下と同じくらいの年齢だった頃の成功体験や失敗談を話す。このあたりは上司としての役割行動をしていると言えるかもしれない。
ただ、むしろ失敗談は慰めにも教訓にもなるのでむしろ役に立つものの、成功体験はあまり役に立たない。環境が違いすぎるからだ。諸々盛っている可能性もある。
「競合キラーの和田」「中堅・中小企業の救世主(メシア)赤地」など、当時、ついていたニックネームなども話半分で聞いたほうがいい。これは「ケースケホンダ」なみの虚栄だからだ。