U-30の起業家たちが語る、スタートアップの苦労と未来へのビジョン
虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催された、日本の未来をテーマにしたカンファレンス「iNTERFACE SHIFT 2018 日本をぶち上げる」。
AIやVR、ブロックチェーンなどの最先端テクノロジに精通する有識者や、若くしてスタートアップを立ち上げて活躍する起業家たちが一同に介して、学生を中心にした観衆へ熱いメッセージを届けました。
昨年12月13日に行われたトークセッション「UNDER 30 CEO ミレニアル世代の起業家が描く、日本の未来像」では、株式会社ペイミーの代表取締役後藤道輝氏、株式会社Progateの代表取締役加藤將倫氏、そして、カンファレンスを主催した株式会社ZEALSの代表取締役清水正大氏が登壇。
20代で活躍する起業家陣が、これからの日本を支える学生たちに向けて自身の経験を元に“起業”にまつわるさまざまなヒントを伝えました。
入り口は十人十色。U-30の起業家陣が語る創業秘話
トークセッションの進行を務めたのは、ミレニアル世代をターゲットにしたオンラインビジネスメディア「Business Insider Japan」でジャーナリストとして活躍する西山里緒氏。現在は「1992~1993年生まれの世代が起業して活躍している」という説明があったのち、3名の起業家陣それぞれの来歴が語られました。
大学時代は「ブレイクダンスばかりをやっていて、スタートアップに興味がなかった」と打ち明けたのは、給与即日払いサービス「Payme」を展開する後藤氏。在学中に体験した東南アジアやカンボジアでのインターンシップが、スタートアップ立ち上げの原体験であったと話します。
「大学時代、初めのうちは国連や商社で働きたいと思っていたんです。でも、発展途上国でのインターン中に、現地で井戸をひとつ作るよりも、ビジネスモデルを作る方が雇用を生み出せるなどの社会的な影響を与えられると気が付いたんですよね。
そして、大学卒業後に1年間だけDeNAへ入社して、退職してから現在の会社を立ち上げました。恩師の支えもありながら1000個のアイデアを考えてから10個に絞り、そのうちのひとつがお金にまつわるビジネスでした」