Tinderで“初体験”を済ませた24歳女性の告白「心の処女は捨てられない」
男性に褒められるのは「性的な承認だから嬉しい」
「チャラそうだったので抵抗はあったのですが、メッセージで何度も『可愛い、会おう』と言われるうちに、会ってみようかなという気になりました。女友達に『かわいい~』とか言われても『どうせ嘘だろ』と思うけど、男性に言われるのは性的な承認だから嬉しいんですよ」
初回デートはお茶だけで終わったそうですが、あとで「Tinder」をやっている理由を尋ねてみたところ、「セフレ探し」というストレートな答えが。
「つまり、私もセフレ候補ということですよね。しかも彼女もいるらしくて『彼女を愛し続けるためにセフレが必要』と、よくわからないことを言っていましたね……」
一線を越えたのは3回目に会った時、「相手は私が処女だと知っていましたが、最初から『ホテル行く?』みたいな感じで誘われてはいました。全然好みではなかったのでずっと断っていましたが、急に思い立ったんです」。
小林さんは思いつきで行動することも多く、この時は処女であることの焦りとセックスへの好奇心の半々だったと振り返ります。
結局、「心の処女は捨てられない」
「酔っぱらってたわけじゃないんですよ。少し前に失恋した時にもう好きな人ができない気がして、この頃には処女を守りたい気持ちは薄れてきていましたし、あまりにも何も起きない人生がいい加減、嫌になっちゃって。もともと性に対する興味が強いので、単純に好奇心もありました」
初体験の感想は「こんなもんかって感じでした。運動っぽかったというか、物理的にセックスしただけみたいな感じでしたね。それほど良いものではないというのが最大の学びでした。相手には『心のバリアが強いから』と言われましたが、確かにそうかもしれません」と。セックスを神聖視しすぎていたと反省します。
それで、ようやく処女コンプレックスから解放されたかと思いきや、小林さんは「処女を捨てても心の処女は捨てられない」と嘆きます。
「処女を捨てたことによって、愛されたいという欲求に気づいてしまったんです。処女であることの焦りがなくなった代わりに、今は愛されないことに対して焦っています。私が本当に求めていたのはセックスではなく、愛し愛されることだったんだなと」