同人誌を買うのに借金50万、推しメンのために整形200万…「浪費女子」の凄い生態
推しが出ない公演のためにアメリカ遠征した女性
浪費女子のなかには「3次元」にお金を注いでいる人たちも多く存在します。たとえば、熱烈なアイドルオタクや舞台オタク。彼女たちにとって、日常茶飯事となるのが「遠征」。
普通の人にとってコンサートは、地元で開催される際に足を運ぶものですが、一秒でも長く推しているアイドル・俳優の姿を目に焼き付けておきたいオタクは、北海道から沖縄まで、どこへでも「遠征」に向かうのです。
『浪費図鑑』でも、「同じ舞台に繰り返し通って35万円」「ひいきのダンサーの所属バレエ団のシーズン公演全てを見るための8週間の海外滞在費用と観劇費用120万円」、果ては「遠征のために現地拠点を500万円で確保」などの豪快エピソードが公開されました。
そのなかでも最も切ないのが、K-POPグループ「EXO」のメンバー・カイを追いかけているB子さん(25歳)のエピソード。なんと、はるばるアメリカのダラスまで遠征に行ったのに、カイだけがコンサートに出演しなかったというのです。
「2016年の1年間で、17回のコンサートに参加し、その11回が海外公演でした。ちょうど推している彼が怪我をしていて、そのうち一部しか出演しなかったコンサートが12回ですね。
でも、一番つらかったのがダラス公演でした。ものすごい長旅で現地についたのに、会場に『KAI will not performance tonight.(カイは今夜出演しません)』と書いてあって……。主催者の不手際で、ビザがとれてなかったんだそうです。
お金よりも何よりも、アメリカでのダンスを待ちこがれていたワクワクした気持ちを返してほしかったですね。それでもファンはやめられないんですが……」
B子さんが2016年に使った遠征費は130万円。幸いにも2017年に開催されたアメリカ公演にもう一度参加し、アメリカで踊る推しを見ることができたそうですが、壮絶なエピソードです。