「iOS 12.1.2」リリース、アップデートで何が変わった?
中国でのiPhone販売禁止令に対応か?
また、今回のアップデートには、中国における特許侵害訴訟問題への対処が含まれているのではないかと言われています。
今月14日、Appleがロイター通信に送った声明のなかに「来週早く、中国のiPhoneユーザー向けに、この2つの特許のマイナーな機能に対応するソフトウェアアップデートを提供する予定だ」とあり、リリースノートには記載されていませんが、時期的にこれに該当するとの見方が強いようです。
この問題は、中国においてAppleが、アメリカの通信技術企業クアルコムに「画像編集」と「スワイプ」に関する2件の特許侵害で訴えられ、それによって「iPhone 6S」「iPhone 6S Plus」「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」の輸入と販売の停止が命じられたものです。
最近では中国の大手通信機器メーカーHuawei(ファーウェイ)産のスマホについて、アメリカが使用自粛を呼びかけています。それに対抗する中国の“反撃”によるAppleの今回の措置。
両社とも今やスマホマーケットを代表する企業なだけに、良い方向に解決することを願うばかりです。
今回のアップデートでは、大きな修正や新機能は搭載されていないので、現状で不具合が発生していないユーザーは、様子を見てからでも遅くはないかもしれません。アップデートする際には、必ずバックアップを取ってから適用することをお忘れなく!
<TEXT/湯浅肇>
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