特別な話術は必要ない。人見知りを解消するための5ステップ
立命館大学中退を経てホスト業界入りを果たし、初月から5年連続No.1をキープするなど、かつて伝説のホストとして名を馳せた井上敬一氏(43歳)。
ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)では、ホストクラブ経営者として奔走する姿が第8弾まで放送された井上さん。現在は実業家として個人のブランディングやアパレルのプロデュース、コミュニケーションにまつわる講演活動を行っています。
ホストといえば、女性との色恋に事欠かない、華やかな夜の世界を連想しがちです。しかし、井上氏は「フラれてなんぼの仕事」と語ります。
百戦錬磨の経験で培われたその井上式恋愛メソッドで、20代男子の恋愛相談に答えてもらいました。
Q.人見知りすぎて、出会いの場でどう振る舞えばいいかわからない
■24歳・男性・会社員■
「合コンなり友達の紹介なり、出会い方っていろいろあると思います。僕はもともと人見知りなので、初対面の人とその場で、ワイワイ盛り上がることが苦手です。
ノリが良くて、誰とでもすぐに打ち解けられる人っていますよね。恋愛市場における僕の劣等感をなんとか克服したいです」
A.人見知りは恥ではない。“風を送る”意識を持てばどうにかなる
井上敬一(以下、井上):僕自身、実は人見知りなんですよ。ピザの出前も自分で取れないから嫁さんに取ってもらうくらい(笑)。人見知りの方は、自分が人見知りだということを一番はじめに言ってしまったほうがいいですよ。
「すみません、僕、人見知りで、あの、なかなか話ができないんですけど、でも頑張ります」みたいな感じで。単純なんですけど、これを言うだけで印象がよくなりますよね。逆に、後で言うと言い訳になってしまう。
しかも先に言うことで、「だったら自分から話を振ってあげよう」って向こうから話しかけてくれるようになったり、ちょっと話すだけで「人見知りなのに頑張ってるな」って、これまた好印象に繋がるんですよね。
コミュニケーション能力が低いと思っている人は、“風を送る”ことを意識してください。会話している相手に、うなずくことで風を送るという。これをやるだけでいいんですね。これにどんな意味があるかというと、相手を承認することになるんです。