ぺえ「誰でもカミングアウトすべきとは思わない」新世代オネエの覚悟
新世代のオネエタレントとして幅広く活躍しているぺえさん。
前回の記事では、10代の若者から最近では30~40代のサラリーマンまで、ディープな相談に答えているため「原宿の母」と呼ばれている、ぺえさんの素顔に迫りました。
今回は、昨年年始のテレビ番組でご両親に自身のセクシャリティについてカミングアウトしたぺえさんに、現在の両親との関係や、自身の恋愛や結婚願望について語ってもらいました。
両親に恩返しをするために頑張っている仕事
――昨年年始には「ナイナイアンサー」で両親へのカミングアウトをしていました。当時は2人とも戸惑っていたようですが、今ではご両親との関係に変化はありましたか?
ぺえ:ナイナイアンサーで両親にカミングアウトしたときは、父親も母親も「いますぐに素直に背中を押すことはできないけれど、時間がかかっても理解できるようにしていく」っていうことを私に伝えてくれて。やっと最近、遠回しですけど、母から「気になる人いないの?」とか、恋愛の話もたまに出てくるようになりました。
今の仕事は、自分のためではなく、結果で両親に恩返ししたいなという思いで頑張っています。今まで好きなことをやらせてくれて、セクシャリティに対しても理解をしてくれた両親のために仕事を頑張っている状態です。
――芸能活動においてテレビの比重は大きいですか?
ぺえ:芸能の仕事をしているとはいえ、山形に住んでいる両親が形として感じられるのは、やっぱりテレビだけだと思うんです。だから、テレビで私がのびのびと頑張っている姿を見て、肌で感じてもらえるためにも頑張りたいです。
――テレビに出続けることのなかで、ここまで行けたらひとつゴールだなという、到達点は決めていますか?
ぺえ:やっぱり私が小さいときからずっと大好きで、部活動でも携わってきたのがバレーボールだったので、「2018世界バレー」の応援サポーターのお仕事をいただけたことは、ひとつのゴールだと思います。
もともと体育会系だった自分がファッションとかアパレルっていう、まったく挑戦したことのなかった道を選んだのに、回り回ってバレーボールの仕事に繋がったのは本当に幸せというか、ラッキーだったと思います。