若手サラリーマンは「清潔感」を勘違いしている!? ビジネスファッションで気をつけるべきポイント
こんにちは、のべ4000人を超えるビジネスマンの買い物に同行してきた服のコンサルタントの森井良行です。今回は若手サラリーマンに求められるビジネスファッションのポイントについてお話しします。
「やる気はあるんだけど、身だしなみで損している後輩がいるんですよね……」という話をクライアントから聞くことがあります。身だしなみの指摘は、臭いの問題と同じくセンシティブだからこそ、上司の立場から本人に伝えづらいそうです。
「ビジネス印象において清潔感が大切!」という共通認識はあったとしても、世代によってその解釈は異なります。実際、シャツにアイロンを掛けているからといって、「清潔感がある!」とは言えない時代になりました。では、そんなとき若手サラリーマンはどうしたらよいのでしょうか?
若手が陥る! 「清潔感」の盲点
清潔と清潔感が異なることをご存知でしょうか? 意外と知られていませんが、清潔感とは、生活感をゼロにした雰囲気だということ。つまり、不潔ではなかったとしても清潔感があるとは言えないのです。
生活感をゼロにするために欠かせないポイントは「下着」にあります。ここでいう下着とは「肌着・靴下」のことです。これらのアイテムは、汗を吸収するための存在であり、「汗=生活感」をイメージさせてしまうのです!
ノーネクタイが基本と言われるクールビズでは、「Vネック型の肌着」が重要! しかも、色はベージュです。肌着と言えば白をイメージしますが、これでは白シャツから透けてしまいます。肌に同化するベージュ色で白シャツから肌着が透けるリスクを回避しましょう。
また、靴下は靴もしくはスラックスに色を合わせることが重要です。取引先で靴を脱ぐ可能性がある方は、靴下の色をスラックスに合わせることで、脱いでも生活感がゼロになるよう工夫が必要です。
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