上司の質問に「話せば話すだけ残念になる人」の答え方
みなさんの周りに「話せば話すだけ残念になる人」はいませんか?
周囲をよく観察してみると、役職や経歴、経験にかかわらず、こういう人はびっくりするほど多くいます。
『頭の悪い伝え方 頭のいい伝え方』(高橋輝行著/アスコム刊)では、ビジネスシーンでよく遭遇する上司の問いかけにどのように答えたらよいか紹介されています。
Q.「プレゼンの準備終わった?」頭のいい伝え方は?
こんな単純な質問に対する答え方でも、あなたが「頭の悪い伝え方をする残念な人」か「頭のいい伝え方をして、結果を出せる人」かわかります。
「資料は完成しているんだけど、担当部署のチェックがまだ済んでない……。不安要素もまだ残っているなぁ……」
そんなとき、あなたならどう伝えますか?
A.進捗状況と不安要素を簡潔に伝える
まずNGな返答から見てみましょう。
「だいたい終わったので大丈夫です」
これはとても頭の悪い伝え方ですね。こう返されると「え? 本当に会議に間に合う? 本当にできてる? だいたいってなに?」とイライラされること間違いありません。
こうした「頭の悪い伝え方」は相手の信頼を損ねます。もし、本当に一生懸命に仕事をしているなら、もったいない伝え方です。
「プレゼンの準備終わった?」と質問をした人は、「資料が完成した」だけでなく、「その資料によって結果が出るのか」までを含めて質問をしています。
しかし、「自分の作業が終わること」だけに意識があり、結果に対しては無責任。「時間までに資料ができれば、自分の仕事は終わり」と思っているので、周囲や上司に迷惑がかかっても気にしません。
「自分としては精いっぱいやったのですが」と言い訳をして終わりです。