なぜ冷凍で美味しい?コロナ禍で快進撃の“ラーメン自販機”仕掛人に聞く「年400台が目標」
今や日本の食文化を代表する食べ物の1つと言っても過言ではない「ラーメン」。近年では海外からの観光客も日本のラーメンを求めて長蛇の列に参戦しているという。
いまや押しも押されもせぬ人気を得ているラーメン。その常識を覆す、アグレッシブなビジネス展開をする企業が存在する。今回は話題の仕掛け人、販売元のウルトラフーズ株式会社営業部・加盟開発課の齋藤壮佑さんに話を聞いた。
1日270個売れた自動販売機も
ラーメン一筋30年、研究に熱を注いできたウルトラフーズが始めた新たなる事業は、人と接することなく購入ができ、かつ24時間365日いつでも自分のタイミングで購入可能な冷凍ラーメン自動販売機「ウルトララーメン大集合」。齋藤さんは「売れ行き、展開ともに大変好調です」と語っている。
「1日良い所で100個以上の売上、最高で1日270個売り上げた販売機もございます。増台もかなりスピーディーに展開させていただいており、約1年で170か所に設置を行っております」
コロナウイルス蔓延により、政府が突如として打ち出した感染対策予防の“新たな生活様式”は、我々の生活に切っても切り離せない“食文化”を急速に変容させた。飲食業界は営業自粛の要請や、収容人数の大幅削減など苦戦を強いられている。
コロナ禍で誕生した「新たな食文化」
外食に対する抵抗やデリバリーサービスの飛躍的な普及など、「食に対する新しい文化が生まれている」と齋藤さんは語るが、購入経験がない人にとっては「ただの冷凍食品でしょ?」「冷凍ラーメンなんて美味しくないに決まってる」と思うのも事実のようだ。
しかし、斎藤さんは「買ったことがない方には、自動販売機で食品を購入する事自体、敷居が高いのではと感じています。固定観念を取り払い、まずは一度、気になる商品を手に取っていただければ自動販売機の魅力に気づけるかと思います。是非ともご興味のある方はご利用されてみてください」と熱く語る。