明るくてポジティブな“彼女の過去”…20代男性が帰省時にやらかした最低な行為
好きになった相手のことは、「過去までとことん知りたい」という人もいるかもしれません。でも相手は、どう思うでしょうか。もしかしたら、相手の過去を無理やり知ってしまったことで、お互いの関係にヒビが入ることもありそうです。
吉川翔琉さん(仮名・24歳)は、1年ほど前から仕事関係で知り合った、明るくてポジティブなYさん(女性・21歳)と交際。結婚も視野に入れ、年末の休みに挨拶や今後の話もしてしまおうということで、お互いの実家を訪れました。
交際相手の実家へ泊まることに
Yさんの実家へ訪れると、それはもう大歓迎されたという吉川さん。そして日帰りの予定が、1泊していくことになります。ただ、Yさんの両親も明るくてよくしゃべる人たちだったため、突然の宿泊にも抵抗はなかったとか。
「お酒が進んで話も盛り上がったため、前々から興味があったYの過去にも触れてみました。でも、その話が出るたびに誰かが話を遮るのです。何も聞けないまま夕食が終わり、昔、Yが使っていた部屋で寝ることになりました」
その部屋はずいぶんと片付けてあり、ダンボールやアルバムなどが隅に置かれている殺風景な状態だったとか。Yさんは小物や雑貨類が大好きだったため、実家の部屋はそうとは思えないほど何もなかったと言います。
アルバムをめくっても同じ写真ばかり
「でも、実家から出て生活しているわけだし、すべて処分する人もいるはず。とくに深くは考えませんでした。それよりも、アルバムに興味がわいていたのです。勝手に見てはいけないと思いつつも我慢できず、Yがお風呂へ行ったのを見計らってアルバムを開きました」
そこには、でっぷりと太った少女が、いつも1人でさみしそうに写っていたのです。Yさんは、ひとりっ子。ここにあるアルバムは、ほぼ100%Yさんのものでしょう。けれど次々にアルバムをめくってみても、同じような写真しか出てきません。
「そのとき、勢いよく部屋のドアが開き、『……遅かった! 見たの、アルバム?』と、引きつった顔のYが立っていました。そして次の瞬間、泣きそうな顔で、『幻滅した……? それが、昔の私』と話しはじめたのです」