乾燥シーズンの必需品「加湿器」はどれを買うべきか?専門家は「1人暮らしなら候補は1択」
めっきり肌寒くなってきている今日このごろ。この季節、私たちを悩ませるのが「空気の乾燥」ではないか。しかし、乾燥対策として加湿器を設置するにしても、さまざまな機種が販売されていて購入に迷ってしまうこともあるのでは?
そこで今回の記事では、家電製品アドバイザーの箕原実花さん(@mikaminoharappa)に、タイプ別のオススメ加湿器と、使用の注意点を聞いた。
加湿器ごとにどんな違いがあるのか
加湿器を購入するときに、量販店やインターネットで探すと「○○式」という表記が見られる。家電に詳しくなければその違いはなかなかわからないはずだ。それぞれどんな特徴があるのか、選択サポートサービス「mybest」で、これまで20台以上の売れ筋加湿器を実際に使用して検証してきた箕原さんは次のように話す。
「気化式・スチーム式・超音波式と、それらいくつかの特徴を有したハイブリッド式があります。まず、“気化式”は、唯一『蒸気が出ない』という特徴があります。小さいお子様やペットは蒸気に興味を持って触ってしまったりするので、そうしたご家庭には気化式がオススメですね」
スチーム式、超音波式の特徴は?
加湿器で気になるのがカビや菌の発生だ。機器の中で菌が発生してしまうと、それを部屋全体に撒き散らすことになり、「加湿器肺炎」といわれる病気にかかってしまうことも。菌の繁殖の多寡にも違いはあるのだろうか。
「特に菌の繁殖を気にされる方にオススメなのが、“スチーム式”の製品です。さまざまな加湿器を1週間稼働させてどれだけカビが生えるかという実験をしたことがあるのですが、“ハイブリッド式”などで、メーカーが『カビが生えにくい』と謳っている製品でもカビが生えてしまって……。その際、スチーム式だけ、唯一カビが生えませんでした」
次に、超音波式にはどんな特徴があるのだろう。
「“超音波式”は、超音波を発生させる核さえあれば加湿できるので、構造がシンプルなのが特徴です。そのためさまざまなデザインのものが販売されていて、インテリアにこだわる方にはオススメです。また、唯一、アロマに対応しているのも特徴なので香りを楽しみたい方にもいいですね」