セクシーな外国人女性が現れて…20代男性が感謝する「海外出張での心霊現象」
日本と海外では言葉をはじめ、習慣や風習など違いを感じることが多いものです。けれどある日突然、ひょんなことで共通することを発見するかもしれません。尾形幸久さん(仮名・24歳)も、そんな体験をしたひとりです。
尾形さんは内気な性格で、体育会系の雰囲気がある会社に就職してしまったことを後悔していました。声が小さく自己主張が苦手な尾形さんは、いつも蚊帳の外。けれど仕事は魅力的で、同僚や先輩に意地悪な人がいるわけでもありませんでした。
ムードメーカーの同僚と海外出張に
「同僚や先輩たちと仲良くしたいという思いもありましたが、何か行動を起こせるわけでもなく、いつも黙々と仕事をこなして帰宅。そんな日々が1年近く続いた頃、明るくてよくしゃべるSさん(男性・28歳)といっしょに海外出張へ行くことになりました」
Sさんは、社内でもムードメーカー的な存在。尾形さんのいちばん苦手なタイプでした。けれど、海外出張では2人きりの相部屋。出張先で関連会社へ挨拶に行ったときも、子会社の人たちと飲みに行ったときも、「Sさんと何を話すべきか」で頭がいっぱいだったとか。
「でも、飲み会でだいぶんはしゃいでいたSさんは、ホテルに戻るなり爆睡してしまいました。僕も最初はウトウトしていたのですが、とにかくSさんのイビキがうるさい。少し静かになってから寝ようとシャワーを浴びたところ、すっかり目が覚めてしまいました」
初めての海外で「色白、金髪の女性が」
しばらくするとSさんのイビキは静かになりますが、ベッドに入っても眠れない。30分、1時間と時間だけが経過していきます。「明日も仕事があるし」と、焦れば焦るほど目はパッチリ。どうにかしなければ、との思いだけが大きくなっていきます。
「はじめての海外で、はじめて泊まる場所だということもあり、電気はつけたままにしておこうと思っていました。でも、さすがにこのまま眠れないとまずいと思い、すべての照明を落としてベッドに入り直したのです」
けれど、やはり眠れない。だんだんと、真っ暗な部屋と静寂が不気味に感じるようになっていきます。電気を点けるべきか迷っていると、ぼんやりと部屋の一部が明るくなり、見たこともないような色白で金髪、青い瞳の女性が現れたのです。