些細な物音にブチ切れる隣人。劇団員の友人が仕掛けた“迫真の復讐劇”
せっかく条件があった物件に引っ越したとしても、人間関係に関しては運の要素が強いですよね。“隣人ガチャ”で外れを引いてしまうと、毎日しんどい思いを強いられてしまうわけです。なかには、蕁麻疹(じんましん)が出るほどの心労を経験をした人もいるようで……。
今回の話を聞いたのは、都内にある不動産会社で事務職をしている大原みのりさん(仮名・26歳)。生命の危険を感じるほどの恐怖体験だったといいます。
初対面の印象は悪くなかったけど…
「1年ぐらい前に、和モダンな感じのオシャレな内装が気に入って、古いアパートをリノベーションした部屋に引っ越したんです。駅から5分程度の立地も気に入っていたアパートでしたが、住みはじめてしばらくすると、隣人の壁ドンに悩まされるように……。こちらが物音を立てると、隣人が壁を叩いてくるんです。注意する感じではなくて、壁を殴って威嚇してくる感じの音でした」
その隣人は、常に白い長袖のポロシャツを着た50代と思われる男性。ですが、初対面の印象は悪くなかったといいます。
電子レンジの「チン」の物音にも反応
「引越しを終えて、挨拶に行ったのが初対面でした。どもる感じのしゃべり方ですが、ニコニコしていて、『あそこのお店が美味しい』『1番近いコンビニはここにある』と、近所のお役立ち情報を教えてくれたんです。その時の印象が良かっただけに、突如、壁ドンをされた時は驚きました」
隣人の音に対する反応はかなり過剰だったそうです。
「バックをちょっと放り投げる感じで床に置いたり、電子レンジの『チン』程度の物音にも反応するんです。できるだけ音を立てないよう注意して生活していましたが……やっぱり音は出てしまって……」