20%の人員削減も…「つぶしが利かない銀行員」の実像。人気note作家が警鐘
今の働き方ひとつで5年後の姿はガラリと変わる。自分の将来価値を高める仕事術もあれば、ダメな働き方を積み重ねて、いつの間にか「食えなくなるルート」に迷い込む人も。
金融機関で働きながら記事投稿プラットフォーム「note」で作家活動をする猫山課長氏(46歳、@nekoyamamanager)に「つぶしが利かない銀行員」の実像について語ってもらった。
20年間で20%の人員削減も
“安定の象徴”と呼ばれたのも今は昔。銀行員も食えなくなるリスクに晒されている。
「僕の体感ですが、支店の統廃合や業務の自動化によって、この20年間で20%ほどの人員削減が進んでいますね」
そう語るのは、人気note作家の猫山課長氏。現役会社員ならではの働き方に関する記事を投稿し、SNSで人気になっている。
銀行員は一歩外に出れば厳しい現実が
「銀行員は、業務の特殊性ゆえにつぶしが利かないんです。『できるのは融資と検印だけ』なんて銀行員が大勢いますが、融資に関するノウハウなんて銀行以外ではほぼ使えません。法人営業での実績も、銀行という“看板の力”が大きく、自分の実力だなんて思えない。
特に支店で現場営業中心だと、数字に追われるばかりで自分に付加価値をつけられない怖さがある。相当意識して自分を成長させないと、転職時に何をアピールしたらいいのかわからなくなります」(猫山氏)
銀行にしがみつければ食えなくなるリスクは低いが、一歩外に出れば厳しい現実が待っている。自分に付加価値をつける働き方が必要なのだ。
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