見上愛21歳、大先輩との共演で学んだことを告白「雰囲気でみんなの士気が高まる」
俳優デビューからまだ4年目ながら、作品ごとに印象を残している見上愛さん(21)。阿部寛さん主演の公開中の映画『異動辞令は音楽隊!』では、親子を演じた阿部さんと堂々と渡り合い、ギター演奏も吹き替えナシで披露しています。
阿部さん演じる昭和的な鬼刑事が、警察音楽隊に異動になって変化していく本作で、主人公の私生活の姿を見せるパートを共に担った見上さんが、父を演じた阿部さん、祖母を演じた倍賞美津子さんという先輩との共演の感想を教えてくれました。
また何事も「なんとかなる」と構えているという見上さんに、ポジティブ思考になれたきっかけも聞きました。
ギターを始めたのは小6のとき
――阿部寛さん演じる主人公・成瀬の娘・法子役でした。どんなところに気を配りましたか?
見上愛(以下、見上):お父さんと仲が悪いというひと言で片付けてしまうのではなく、自分に注目して欲しい、寂しい気持ちの裏返しが出ている、高校生ならではの弱い部分もちゃんと表現できたらと思って演じました。
――法子はバンドでギターを頑張っています。見上さんもバンドを組んでギターを演奏していたとか。
見上:はい。バンドとか、ギターをやっているということに関しては入りやすかったです。ギターを始めたきっかけは父で、小学6年のときに父に勧められて買ってもらって、父に習いました。いまだに父は趣味でバンドをやっていますし、兄も母もバンド経験があるので、私も始めるのが当たり前みたいな雰囲気でした。法子とはお父さんの関係が違い、私は父とすごく仲良しなんです。
『涼宮ハルヒの憂鬱』の劇中挿入歌を
――どんな音楽から入ったのですか?
見上:『涼宮ハルヒの憂鬱』というアニメの劇中で演奏されていた「God knows…」という曲をやりたいなと思ったのが最初です。
――本作ではギターの演奏シーンも吹き替えなしですね。
見上:そうなんです。自分の音をレコーディングさせてもらって、本編でも自分の音を使ってもらっているんです。ビックリしました。エンドロールでも、ギターに見上愛って出てくるんです! 恐れ多いと思いましたが、これはお父さんが喜ぶぞと嬉しかったです。