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“お姫様”扱いの彼女が気づいた、彼氏の本心。別れを決意した一言

コラム

 普段は仲の良いカップルであっても、お互いのちょっとした価値観の違いでぶつかることはよくあるはず。とはいえ、ケンカするほど仲が良いとはよく言ったもので、我慢を重ねたあげく不満を貯めこんでしまっているケースもあるようです。元木綾香さん(仮名・30歳)は、結婚前提で同棲をしていた彼との思い出を語ってくれました。

ケンカ

画像はイメージです(以下同じ)

1回もケンカをしたことがない

「サークルで知り合った同い年の彼と同棲していました。私は基本的にズボラで、料理や掃除が本当に苦手なんですよ。それを彼が全部やってくれていたんです。嫌な顔ひとつせずに『あやちゃんはのんびり屋さんだな~』と

 ひたすらに愛情を注がれ、まるでお姫様のように溺愛され続けたそうです。

「泥酔して帰っても全く怒られないし、昼過ぎまで寝ていても何も注意されない。だらしのない私を全て受け入れてくれていると思い込んでいました。もちろん、私は本当に不満がなかったんですけどね。そんな彼氏の話を友人にしていると、『本当にいい彼! 手放すべきではない!』『心の底から羨ましい』とうらやましがられました。でも、『喧嘩はしないの?』と聞かれた時、『そういえば1回もしたことないな』と思ったんです

勇気を出して不満があるか聞いてみたら…

カップル

結婚前提なら相手の不満や不安もちゃんと聞いておいたほうが良いよ」という友人からのアドバイスを受け、勇気を出して尋ねることを決意したといいます。

「さりげなく、ソファでスナック菓子を食べながら『そういえばさ、何か私に不満とかそういうのはないの?』と聞いてみたんです。そしたら、『んー、不満が言えないのが不満かな。なんちゃって(笑)』とギャグっぽくも実にリアルな返答がきたんです」

 彼の言葉が本音だと気づき、一瞬凍り付いてしまったとのこと。今まで不満もあったけどそれが言えないまま一緒に過ごしていたという事実と、快適に過ごしていたのは自分だけだった? と自己嫌悪に陥ったそうです。

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