日テレの人気キャスターの伝える準備とは?「売れているビジネス書」ベスト10
「2つでさらにお得」「期間限定」「タイムセール」。そんなふうに言われると、つい予定よりも多く、いらないものまで買ってしまうことがあります。なぜ私たちは合理的でない行動をとってしまうのでしょうか。
そんな人の考え方のクセを教えてくれるのは、今月のランキング第1位の『サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学』です。ほかにも日本テレビの人気男性アナウンサーが常にしている準備など、読むだけでビジネスや会話に使える一冊から、自分の仕事のやり方を変えてみませんか。
2021年11月のビジネス書、売上ランキング
本の要約サービス「flier(フライヤー)」では、毎月多数発売されているビジネス書の中から、今読むべき本を厳選。1冊約10分で読める要約にして配信しています。今回は、全国100店舗(2021年11月)の未来屋書店で展開されている「未来屋書店×本の要約サービスflier」コラボ棚、11月の売上ランキングから、若手ビジネスパーソンのビジネスワークアウトに役立つ5冊をピックアップして紹介します。
【未来屋書店×本の要約サービスflier 2021年11月の売上ランキング】
第1位:『サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学』(阿部誠・監修、新星出版社)
第2位:『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全』(樺沢紫苑、KADOKAWA)
第3位:『説明の一流、二流、三流』(桐生稔、明日香出版社)
第4位:『伝える準備』(藤井貴彦、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
第5位:『学びを結果に変える アウトプット大全』(樺沢紫苑、サンクチュアリ出版)
第6位:『神・時間術』(樺沢紫苑、大和書房)
第7位:『雑談の一流、二流、三流』(桐生稔、明日香出版社)
第8位:『生物はなぜ死ぬのか』(小林武彦、講談社)
第9位:『医者が教えるダイエット 最強の教科書』(牧田善二、ダイヤモンド社)
第10位:『科学がつきとめた「運のいい人」』(中野信子、サンマーク出版)
なぜ人は「お得」に弱いのか
第1位は『サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学』でした。
友人の結婚式に出席するために服を買おう。そう思って通販サイトを見ていたら、1着1万5000円のドレスが、2着ならば1万9800円。必要なのは1着だけなのに、ついつい余分なお金を払って2着目まで買ってしまう、なんて不合理なことをしてしまった経験は誰にでもあることでしょう。
行動経済学は、こんなふうに合理的にばかりは動けない人間の行動に焦点を当てます。フルカラーの豊富なイラスト入りで、行動経済学の基本的な理論をわかりやすく解説してくれる本書は、入門にぴったり。眺めているだけで明日からの仕事や人間関係のヒントがもらえる一冊です。