虚言癖で周囲をかき乱す友人。 LINEグループで痛い仕返しをされた話
どんなに信頼している相手でも一度、嘘をつかれたら、その信頼を一気に失ってしまいます。周囲に嘘をつき続ける人がいたらその嘘に振り回されることもあるでしょう。今回は、嘘で周囲を困らせる友人に天罰が下る瞬間を見たエピソードをご紹介します。
元バイト先にいた嘘つきな友人
医療メーカーの営業として働いて3年目の倉橋隆成さん(仮名・25歳)は、就職前にアルバイトをしていた居酒屋で知り合ったバイト仲間と今でも交流を続けていました。LINEをすることも多く、仲の良いメンバーでしたが、そのなかの1人に周囲は困っていました。
「バイト時代からそうだったんですが、同い年のCくんがちょこちょこ嘘をつくんです。当時は『家賃20万の家に住んでいる』みたいな明らかに嘘だとわかるようなことしか言わなかったので、みんな面白がっていたんですが、社会人になってからちょっと変わってきて」
もともとは誰も傷つけないような嘘で、周囲を和ませたり、笑わせたりするタイプだったCさんですが、就職してから徐々に本当かどうかわからない嘘をつくようになり、仲間たちもどうすればよいのか悩んでいたのです。
転職が決まってお祝いムード
そんなある日、LINEで嬉しい報告が届きました。それは、以前からCさんが「働きたい」と言っていた会社に転職が決まったというもので、その報告に仲間たちはお祝いムードでした。
「就活のときもその会社を狙っているということを聞いていましたし、その後も何度か働きたいと言っていたので僕も本当に嬉しかったんです。オンライン飲み会を開いてお祝いをしようという話までしていて、みんなが喜んでいました」
しかし、そんなお祝いムードのなか、ただ1人発言しない仲間がいました。それは1歳年下のMさんという女性で、優しく明るい彼女がお祝いの言葉ひとつ発しないことに気づいた倉橋さんは不思議に感じていたといいます。