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1年で資産2億超えのサラリーマン投資家が見つけた“驚きの急騰株”

コラム

 収束が見えないコロナ禍でリモートワークが当たり前となる一方、我々の残業代は削られるばかり。会社の先行きすら不安になってくるのも無理はない。そんな有事でも、世の中には年収アップを果たした猛者がいた。転職に副業、投資……あらゆる手で儲けをはじき出した彼らから、その戦略を学ぶ!

投資

※イメージです

開始1年で資産2億円超えを達成

「国策に売りなし」。この相場格言をコロナ禍で見事に体現した猛者がいる。国内大手自動車メーカーに勤務するサラリーマン投資家のウカさん@ucaxxx)だ。

「2020年11月、資産2億円超えを達成しました」

 顔をほころばせながら語るウカさんの勝因は、中国の新興電気自動車(EV)メーカー「NIO」への株式投資だ

「中国では、EVなどの新エネルギー車は政府が促進している国策です。2014年に設立したNIOは、2018年9月にはニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場、『中国版テスラ』ともいわれています。その技術力の高さに加え、中国国内の『就職したい企業』では5位にランクインするほどの人気で、今後は優秀なエンジニアが同社に集まるはず。その将来性に期待して投資を決意しました」

 NIOのポテンシャルに惚れ込んだウカさんは、2019年12月に投資を開始する。

計1500万円分ほど、平均取得単価3.94ドルでほぼ全資産を注ぎ込みました。原資は、給与の貯蓄と20代の頃に得た投資信託や日本個別株での利益です」

資産1500万→800万円まで目減りも…

 しかし購入直後、中国・武漢で新型コロナウイルスが初観測。世界はコロナ禍に襲われ、株価も大幅下落した。

「2020年3月には1株2.1ドルまで下がり、資産も800万円まで目減りしました。しかし、僕はもともと自己肯定感が高めの楽観的な性格。『EVの需要は落ち込まない』と強く信じて、握力をキープし続けましたね」

 目論見どおり暴落は一時的なものにとどまり、株価は再び急騰した。2020年11月には55ドル、2021年1月には67ドルの過去最高値を更新、ついにウカさんは資産2億円を果たしたのだ。

NIO

NIOは楽天証券やSBI証券など、外国株式を扱う証券会社で購入可能。ウカさんは現在AR、VR系の銘柄にも注目

「あのアップルですら、リーマンショック後には、1日に20%以上も株価が暴落したことが20回以上もありましたが、今や株価は当時の約30倍。長期的な視点で、自分のストーリーを描くことが重要だと考えています」

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