脱「生理的にムリ」な男。清潔感が高まる“身だしなみ”を専門医が伝授
あなたは、どのくらい自分の「見た目」に気を使っていますか?
「肌が荒れていて、シミやシワ、吹き出物が目立つ」
「髪が脂っぽい、あるいは乾燥してフケが目立つ」
「手がガサガサ、爪が汚れている」
「加齢臭や汗臭などニオイがきつい」
肌や髪など、美容に気を使うのは女性だけというのは一昔前。今や、男性も見た目を整えるのが常識という時代です。今回は、1万人以上の患者を診察してきたという、人気美容皮膚科医の堀江義明先生に話題の著書『男は見た目が9割 美容皮膚科医が教える嫌われない男の美容大全』(アスコム)をもとに、男性の「見た目ケア」のコツを解説してもらいました(以下、堀江先生の寄稿)。
肌はスーツと同じである
見た目で大切なのは、若々しさと清潔感。とくに大事なのは、一番大きな面積を占める「肌」です。私は、肌は男性のスーツと同じだと思っています。いくらこだわりの時計や靴、バッグを身に着けていたとしても、スーツがヨレていたり体に合っていなければちょっとダサく見えてしまいます。
それと同じで、どんなに目鼻立ちが整っていても、肌が荒れてしまっていては印象が台無しになってしまうのです。逆に、肌を整えるだけで人に与えるイメージは格段によくなります。
美肌になるための第一のポイントは、正しい洗顔です。男性の場合、必要以上に力を入れて、ゴシゴシこすってしまいがち。顔の肌は体に比べて薄くて繊細なので、強くこすると肌の細胞を傷つけ、たるみやシワの原因になります。
面倒くさいなら、フェイスパックを
また、体を洗うついでに同じ石けんで顔も洗ってしまうという人は多いかもしれませんが、体用の石けんは洗浄力が強く、顔の肌には刺激が強すぎることがあるのでNGです。顔は専用の洗顔料を使い、指の腹を使ってやさしく洗いましょう。
洗顔後の保湿も重要です。乾燥は、肌荒れやニキビの原因になるとともに、シワの元にもなります。洗顔後は化粧水で肌に潤いを与え、クリームや乳液など油分の入ったもので皮膚の水分を逃がさないようにしましょう。私のおすすめは、フェイスパックを使うこと。
化粧水や乳液をつけるのと同じ効果を一度にまとめて得られるので、肌ケアなんて面倒くさいと思っている男性にこそ、便利なアイテムです。顔を洗った後にフェイスパックを10~15分ほどつけるだけで、潤いを補い、肌の老化も防げます。