山田杏奈、高校3年生で感じた変化「女優の仕事でやっていくんだ」
漫画家・岡崎京子の作品を原作にした映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』が公開中です。東京の街を舞台に、ある日、橋の上で出会った少年・ケンイチ(鈴木仁)に一目惚れをし、世紀の恋だと胸をときめかせるハルコをキュートに演じる山田杏奈さん(19)にインタビュー。
現在は主演ドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(玉城ティナさんとのW主演)も放送中の山田さんに、仕事をするうえで大切にしていることなどを聞きました。
ハルコは小動物みたいな女の子
――岡崎京子さんの原作ものですが、山田さんは世代じゃないですね。
山田杏奈(以下、山田):でも、もともと読んでいました。『ヘルタースケルター』とか、『pink』とか、『リバース・エッジ』とか。映画化されているものも多いですし。今回の原作は読んでいませんでしたが、岡崎さんの作品はいくつも読んでいて、やりたいなと思っていたので、出演できてうれしかったです。
――ハルコはどんな女の子だと思いましたか?
山田:思ったことをすぐ行動に移したり、くるくるずっと動いたりしていて、小動物みたいだなと思いました。そうした反射神経みたいなものを、大事にしたいなと思ってお芝居していました。
一目惚れの感覚は分からない
――山田さん自身は、ハルコのような一目惚れの体験はありますか?
山田:全くないんです。一目惚れってすごいなとは思いますが、どういう感覚なのか全然わからないです。
――中高生の頃の、恋に恋する感覚とか。
山田:そういうのも全然ないんですよ。今思うと、学生のうちにそういうこともしておけば良かったです。昔からお仕事をしていたことと、女子高だったこともあって、異性にキャーキャー言っていた経験がないんです。
――好きなタイプは?
山田:尊敬できる人がいいです。周りに大人の人が多かったこともあって、特に中学生くらいのときは、同年代の男子は子供っぽく見えちゃっていましたね。無理のない範囲で良いですけど、お仕事をきちんとやって、丁寧に生活できている人がステキだなと思います。