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株の利益は何円で成功?初心者がプロに素朴な疑問をぶつける

コラム

 先行き不安な昨今、将来への蓄えは持っておきたいもの。投資シロート集団「bizSPA!投資部が株式投資のイロハを学ぶ本連載もいよいよ最終章です! 今回は部長の編集Y氏の登場です。

投資

Hana♪ママさん

 部員の中でもいち早く株式投資をはじめ、成果発表に臨むY氏ですが、その結果は……元手60万円、1か月でトータル3万円ほどの黒字! これまでに投資部を支えてくれた認定テクニカルアナリスト(CMTA)のHana♪ママさんも感心するほどでした。

 話を聞くとどうやら、これまでに学んだことを実践につなげていたのが成功の秘訣のよう。前回のディレクターA氏と、編集B氏の記事と同様に、Y氏が実践の中で感じた疑問に答えつつ、これまでに学んだことも振り返りながらお届けします。

Q1:損切りのタイミングはどうすればいい?

■投資部部長・Y氏

「好きなソーシャルゲーム業界の銘柄を中心としながら、知人からアドバイスをもらったり、気になったりした銘柄を購入してきました。当初60万円を元手に始めて、1か月ほどで3万円ほど利益を出せています。ただ、含み損(売ったら損が出る状態)になっている銘柄もあります。
このまま値上がりしなそうなら損切り(これ以上損が出ないように売ってしまうこと)しようと思うのですが、いかがでしょう?」

A1:購入する際に基準となる価格を決める

株投資

Hana♪ママ:とても素晴らしいです。結果はもちろんですが、それ以上にトータルで利益をきちんと見る姿勢が素晴らしいと思います。Yさんの選んだ投資スタイルは、数日~数週間で株を売買するスイングトレード。短期投資と中期投資のちょうど中間の投資スタイルで、経験値をあげ株式投資が上手くなるためには絶好のスタイルなのでオススメしていました。実践してくださっていますね。

 また、「素朴な疑問とおすすめ銘柄をプロに教わった」の記事で、初心者は自分の知っている業界から始めるのがベターとお伝えしましたが、Yさんはその通りに自分がよく知っているソーシャルゲーム業界の銘柄を中心に購入しています。そして買いの根拠を自分の中で持たれているのが素晴らしい! 当たり前のことですが、そうした積み重ねが成果につながっている好例です。

 そして何より、自分なりに売りの基準を決めていますね。1社3万円ほどで損切りを出した銘柄があったそうですが、その理由は事前に決めておいた価格を下回ったからとのこと。投資で最も難しいのは売りタイミング。以前の記事で伝えた「売る株価、時期、こうなったら売るという自分なりの条件を、あらかじめ決めておく」をそのまま実践してくれていました。

 現在、含み損となっている2銘柄も基準を定めているようなので大丈夫! ぜひ実践を続けていってください。

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