「1000円ステーキ」の新定番!?やっぱりステーキ社長に聞く、成功術
新型コロナウイルスの影響で明るいニュースが少ないなか、東京に出店して1か月も経たないうちに連日の行列の人気店となっているのが「やっぱりステーキ」です。
2015年、沖縄に1号店を出店して以降、サラダ・ライス・スープなどの食べ放題が付いたステーキが1000円という手ごろな価格と美味しさがウケて、全国に店舗拡大。
前回のインタビューでは東京進出の経緯などを聞きましたが、今回はやっぱりステーキの成功まで20年の下積み生活と、今後の展望について、運営会社である株式会社ディーズプランニング代表取締役の義元大蔵さんにお話をお聞きしました。
フランチャイズの店舗も自ら物件選び
――やっぱりステーキは今回が東京初進出ですが、全国に店舗を拡大しています。拡大の秘訣はありますか。
義元大蔵(以下、義元):ひとつの特徴としては物件選びがあります。やっぱりステーキは直営店はもちろん、フランチャイズのお店も物件は私が決めています。その土地に行って、どの物件がいいのかを自分で見るんです。
そして、費用を安く抑えられる居抜き物件を借りるようにしています。その物件に合わせた形で店舗を作ることになるので、お店の形が全部違うんですよ。
――フランチャイズでも代表取締役自ら現地まで行って物件を決めるというのは、珍しいですね。
義元:実は物件だけではありません。フランチャイズだからといって、誰でもOKということはしていません。必ず私が面接して、一緒にやるかどうかを決めます。
フランチャイズオーナーも、場所も自分で決めるようにしているのは、やっぱりステーキを出店する目的を確認するためです。店舗数を増やすことでなく、必然性があるところにお店を出して、お客様に喜んでもらえているのかを考えています。
当然その分、時間はかかってしまいますが、今の形がよいと思っています。毎年何店舗増やすなどの事業計画もやっぱりステーキにはありません。