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仕事の報告もすべてLINEでしてくる…メールしない20代男子の心理

学び

 今や連絡のツールとして欠かせないLINEですが、情報漏洩などの観点から会社に関することをLINEでやり取りするのは禁止としている会社も少なくないようです。

ビジネス 上司

※イメージです

 しかし、「どうしてもLINEを使いたい!」という人もいるようで……。今回は、すべての報告をLINEでしてくる困った20代男子のエピソードをご紹介します。

 情報システム系の会社で働く、元木菜々美さん(仮名・32歳)は、部署に配属された新人男性であるGさん(25歳)とのコミュニケーションに困っていました。Gさんは配属当初からとてもおとなしく控えめで、困ったことがあっても声をかけてくれないなど仕事に支障をきたすことも。

新人のおとなしい20代男子

「どんなに『困ったら声をかけてほしい』とお願いしても、なかなか難しいみたいで……私からもできるだけ声をかけるようにしているのですが、それはそれで委縮しているように見えてしまうので、どうしていいのかわからない。探り探りの毎日でした」(本木さん、以下同)

 あるとき元木さんはGさんと軽く会話をすることがあり、ほかに人がいない状態だと普段よりも会話が続くことに気が付きました。そこでLINEを交換することにしたのです。

「会社での悩みとか、人間関係の相談など、なにかあったら連絡してほしいと伝えたんです。GさんがすんなりとLINEを教えてくれたのは意外でしたが、少しでも助けになれそうで少し安心しました」

注意しても直らないLINEの使い方

 元木さんがLINEを教えた翌日から、GさんからLINEがちょくちょく届くようになりました。しかし、その内容に元木さんは頭を抱えてしまったといいます。

「Gさんは仕事の質問、勤怠の連絡、仕事の報告などをすべてLINEでしてくるんです。質問はまだしも、報告は必ず社内チャットで共有することが決まっていますし、内容によってはメールでと決まっているので、Gさんを呼び出し『仕事のこういう内容はチャットで、これはメールで』と細かく注意をしました」

LINE

 注意したときは納得したように見えたGさんでしたが、その翌日以降もLINEで連絡してくることは変わりませんでした。元木さんはLINEでもGさんに注意をしましたがそれも聞いてくれず、しまいには社外秘を含むような内容もLINEで送ってくるようになってしまいました。

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