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ペットとしてのうさぎの魅力と飼育の注意点。専門誌編集長が語る

暮らし

 昨今のペットブームのなか、不動のナンバー3として多くの人を魅了し続けているうさぎ。

うさぎ

※画像はイメージです

 うさぎの専門誌『うさぎと暮らす』を発行する株式会社うさぎと暮らすの伊藤俊介社長と、同誌編集長の篠田麗加氏に、インタビューの前編では飼い主の特徴や独自のコミュニティなどを伺った。

 ペットショップなどで5万円くらいから売られているうさぎだが、今回は篠田氏に、飼い始める前に「最低限知っておくべき注意点」を教えてもらった。

立ち耳と垂れ耳、オスとメス。それぞれ個性が

垂れ耳

垂れ耳のうさぎは比較的人懐っこいという

 うさぎの見た目は実にさまざま。垂れ耳のホーランド・ロップや立ち耳のネザーランド・ドワーフといった品種が特に人気のようだが、どういった基準で選ぶのが正しいのだろうか。

「大きく分けて垂れ耳・立ち耳、オス・メスとで性格が異なってきます。本来、出産して子育てするメスは巣作りをするための行動をとり、居場所を決めて限られたスペースで生活をするので警戒心が強い傾向があります。一方、オスはテリトリーを縦横無尽に跳ねまわり、おしっこやウンチを撒き、縄張りを作ります。立ち耳は野生のアナウサギがルーツなので警戒心が強い性質が残っていますが、垂れ耳はオスもメスも比較的人懐っこい印象です」

 元来うさぎは他の動物に食べられてしまう被捕食動物のため、10年ほど前までは非常に臆病だったり、攻撃的なうさぎもいたそうだ。しかし近年ブリードするショップや愛好家が増えたせいか、品種もバラエティ豊かになり、人に懐きやすいうさぎも増えてきたという。

「べったり一緒に暮らしたいという方は、垂れ耳のオスが人懐こいのでオススメかもしれません。ただ立ち耳でもよく懐く子もいて、性格はかなり個体差があります。うさぎのお迎えを検討している方は、総合的なアドバイスをもらえる専門店さんで希望の品種、カラーなどを相談するのが良いでしょう」

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