「6人以上の会議」はすべてムダ。“稼ぐ会議”と“ムダ会議”の違い
会議には2種類あります。「稼ぐ会議」と「ムダな会議」です。言ってみれば、「稼ぐための会議」と「会議のための会議」の2つです。稼ぐ人は、当然のことですが、「稼ぐ会議」をしています。
起業コンサルタントとして、様々なビジネスのプロデュースに携わり、300人もの「稼ぐ経営者」を育て上げた金川顕教氏。新刊『稼ぐ話術「すぐできる」コツ』(三笠書房)では、稼ぐ人に「共通する話し方」を「すぐできて、すぐ効果が出る」ように紹介している。
その中から、今回は「稼ぐ人の会議」について紹介する(以下、金川氏寄稿)。
稼ぐ人は、「6人以上の会議」を開かない
普通のビジネスマンは「ムダな会議」をしている人が多いのではないでしょうか? 以前、NTTデータ経営研究所が行なったビジネスマンの意識調査の中で「会議等について、感じている問題・課題」を読んだことがあります。会議にまつわる問題・課題のベストスリーは、以下の3つでした。
① ムダな会議が多い
② 会議の時間が長い
③ 会議の頻度が多い
つまり、ビジネスマンの多くが「ムダで、時間が長く、頻度の多い会議」に悩んでいるのです。僕が在籍していたトーマツでは、クライアントの規模によってチームの編成人数も変わります。たとえば、年商3000億円規模の大手製造業であれば、10人以上のチーム編成になります。
一方、学校法人のような会計内容がシンプルなところは、2、3人のチーム編成でした。したがって、会議も2、3人のものから、10人以上のものまで、さまざまな人数になりました。
その経験から、参加人数が多いほど、ムダな会議になることを実感したのです。ただ、会議自体はけっしてムダなものではありません。「会議のための会議」、つまり「ムダな会議」がムダなだけです。稼ぐ話がなされる「稼ぐ会議」には、いくつかコツがあります。