脱・学生っぽさ。大人の私服ファッションはジャケットで決まる
社会人も3年くらい経つ頃から、学生時代のあどけない表情は消えていきます。社会人として責任ある顔つきに変わり、似合う服も変わってくるものです。
にもかかわらず、休日ファッションから学生っぽい雰囲気が抜けない人を見掛けます。その様は、「若々しい」というより「幼い」印象に陥りがちです。
平日はビジネスファッションだからこそ大差はありませんが、休日は大きく変わります。社会人として頼られる男の休日私服スタイルについて、『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者、森井良行がお伝えします。
学生っぽい人の意外な共通点とは?
学生っぽい服装に陥る人には「コーディネート」がありません。自分の好きなアイテムを上から下までそろえて着ている状態なので、全身がチグハグな印象に陥ってしまいます。その調和がない姿が学生っぽい雰囲気につながるのです。
一方、コーディネートを意識するだけで印象は劇的に変わります。コーディネートとは、全身のアイテムのうち、主役となる「キーアイテム」を決めることです。
それ以外のアイテムは「サポートアイテム」として、主役を邪魔しないよう調和を考え、全身を組み立てます。つまり、全身の印象に統一感が生まれるのです。
では、キーアイテムとは、どんな服を指すのでしょうか?
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