板野友美が語る、20代からの自分「目の前の壁も必要な試練」
2013年までAKB48のメンバーとしてグループを牽引し、卒業後も歌手、女優業など多岐にわたる活躍を続けている板野友美さん(28)。現在、最新出演映画『プリズン13』が公開中です。
1971年にスタンフォード大学で行われた監獄実験を題材に、舞台を現代の日本に移して展開する本作。板野さんは、監獄実験に参加した妹(堀田真由)を救おうとする姉というキーパーソンを演じています。そんな板野さんに、リーダー論や20代後半になった今、大切にしている考え方を伺いました。
ともちんが語る、妹との意外な関係
――監獄実験の話ですが、板野さんが演じたユマは、実験に参加する主人公マリのお姉さんで、直接実験に参加するわけではありません。参加したかったのでは?
板野友美(以下、板野):いえ、参加しなくて良かったです。ユマは日常にいられましたが、実験のほうは監獄に入れられ、非日常な空間に入れられますからね。妹のマリも、最初は簡単なことだと思って、参加したと思うんです。でも、環境や立場によって、人間が変貌する姿を目の当たりにしてしまう。恐ろしいなと思いました。
――ユマは妹を救おうとするお姉さんです。板野さんも実際に妹さんがいますが、いわゆるイメージ的な姉タイプ、妹タイプで分けると、板野さんはどちらの性格ですか?
板野:どちらも言われますね。お兄ちゃんがいそうと言われることもありますし。でも、私のことをよく知っている人から見ると、お姉ちゃんタイプかな。「こうしたほうがいいよ」とか言っちゃいますね。特に妹にはすぐ口出ししちゃいます。重い荷物を持っていたら、「もっと整理して荷物を少なくしなよ」とか。妹にしてみたらうるさい姉でしょうね(苦笑)。
クールに見られがちだけど…
――今回の作品では、普段とは違う実験参加者の一面が出てきます。板野さんの、実はこうなんですという面を教えてください。
板野:AKB48でのイメージや、ソロのダンスナンバーのイメージが強いのか、私のことをクールだと思っている方が多いんです。でも実際に会う人、会う人に「面白いね」「自然体だね」とか、「もっとそこを出していったほうがいいのに」と言われたりしますね。
――意識的にクールに見せているところもあるのですか?
板野:グループにいましたし、「クールにお願いします」と言われたり、みんながしゃべっているから私は構えておこうと思ったりということはありましたね。でも普段はお話しするのが好きですし、笑い上戸です。