消費税10%になる前に買いたいもの。3位・白物家電、1位は…?
10月1日から消費税が10%に増税されます。増税は2014年4月の5%から8%への引き上げ以来、5年半ぶりですが、新たに導入される軽減税率制度に対する疑問や混乱の声もあがっており、「買い物への意識」に影響がありそうです。
そこで今回は、チラシサイト「トクバイ」を運営する株式会社ロコガイドが実施した、増税前の買い物意識調査の結果をご紹介します(男女833人が回答)。
軽減税率制度の認知度は低い
「軽減税率制度」の認知状況について、「内容まで理解している」と答えた人は39.9%にとどまりました。これに対し、「名前は知っている/聞いたことがある程度」57.0%、「名前も聞いたことがない/知らない」が3.1%となり、過半数が制度について深く理解していないということがわかります。
経済産業省では中小企業や小規模事業者による対応強化のための支援に力を入れているようですが、生活者への認知・浸透はまだまだ行き届いていないようです。
軽減税率「わからない」「否定的」が8割超
制度に対する印象を「肯定的である」と回答した人がわずか16.3%なのに対し、「否定的である」が30.5%、「どちらとも言えない/わからない」が53.2%という結果に。
肯定的な意見としては「家計の大部分を占める食費に適用されるのはありがたい」といったものもありましたが、「内容がわかりにくい、複雑」「理解できるまで時間がかかりそう」という不安を挙げる人のほうが圧倒的に多いことがわかります。
否定的な意見としては「お店で食べるか持って帰るか、その時によって気が変わる可能性があるのでややこしい」というものも。
軽減税率制度では店内飲食は10%の税率が、テイクアウトでは8%の税率が適用されます。これはコンビニのような店舗でも適用されるため、線引きしづらいとの声も多いです。