介護士男性が「同人誌」をきっかけに婚約者を見つけた話
異性との出会いがないとお嘆きのアナタ。もしや、無趣味でじゃないですか? 趣味を通じて知り合う相手は、心の距離も近づきやすいもの。
そして、時に人生を決定づける大事なパートナーになり得ることも……。今回は「趣味活」で結ばれたカップルの事例を紹介する。
共同制作とは才能と内面を同時に見せ合うこと
同人誌といえばアニメやマンガの2次創作のイメージが強いかもしれないが、オリジナルの作品を発表している人も少なくない。S・H氏も同人誌の制作をきっかけに、婚約者のA・Sさんと知り合った。
「知人を通じて、彼女がテキレボという即売会で配布する本のポスターデザインを依頼されたのが始まりです。その出展自体は結局流れてしまったんですけどね」
2人はその後も同人活動を通じて交流を続け、A・Sさんからアプローチしてお付き合いがスタート。
「彼女からは『その才能と誠実さに惚れ込んだ』と言われました。私も彼女が発表している詩などを見て、惹かれていきましたね」
そして、今年の5月にはA・Sさん発案、S・H氏の写真・デザインによるカレーレシピ本を文学フリマにて配布。これが晴れて世に出た2人の初めての共同制作の作品となった。
「一つのものを作り上げることで、恋が生まれやすくなるのは確かだと思います。今後も二人で切磋琢磨しながら作品を作り続けていきたいですね」
同人誌作りは出会いの大きな機会にもなり得るのだ。
【S.H氏 A.Sさん】
S.H氏の本業は介護士。オリジナル崩し漢字文字の“オクカモジ”や子供目線の写真をSNS上で発表している。婚約者のA.Sさんとはお付き合いを始めて1年
― 「趣味で出会える」は本当か? ―