GW10連休は病院・銀行・郵便・ごみ収集も休みになるの? 知っておきたい生活情報
天皇陛下の退位と皇太子さまの即位に伴い、2019年のゴールデンウィーク(4月27日~5月6日)が10連休になることがすでに報じられています。
国民の祝日や休日がこれほどまでに重なるのは異例ですが、私たちの生活に目をやると普段使っているサービスがどうなるのかと疑問もわいてきます。そこで、医療・銀行・郵便・ごみ捨ての生活に根ざしたインフラがどうなるのかを、実際に調査しました。
医療機関に、厚生労働省が異例の通知
今年1月、厚生労働省は各都道府県知事宛てに連休中の医療態勢確保を求める通知を出しました。主な内容は、
・受診できる医療機関の情報を住民へ周知させる
・初期医療から重症患者まで、あらゆる病状に対応した勤務体系を設ける
・医療機関同士での連休中における連携を確保し、人工呼吸器など医療機器を手がけるメーカーとの連絡を確保できるようにする
ことなどです。
大学病院などは数日間開けるところも多い
さらに、同月に通知した「本年4月27日から5月6日までの10連休等の長期連休における診療報酬等の取扱いについて」では、医療機関などが期間内での診療に休日加算を算定できるよう定められたことが公表されています。
これらを受けて、すでに対応を発表している病院もあります。東京都文京区の順天堂大学医学部付属順天堂医院は「4月30日から5月2日までの3日間に通常どおりの診療を行う」と発表しました。
他にも、慶応大学病院(新宿区)や杏林大学医学部付属病院(三鷹市)なども4月30日〜5月2日はオープンし、聖マリアンナ医科大学病院(川崎)では5日間も開院するそう。
全国の重症患者を扱う急性期病院のうち、調査に協力した123か所中85%が、連休中に数日間の診療を行う見込みであるとも報じられています(グローバルヘルスコンサルティング・ジャパンが昨年から今年1月25日に調査)。
ただし、開業医など病院ごとの経営形態により、診療するかどうかは異なるため、連休前にあらかじめかかりつけ医の対応を調べておくことが必要です。