ニトリ、業績好調で「無印」を圧倒。若手社員からは意外な声も…
「お、ねだん以上」のキャッチコピーで知られる家具・インテリア大手のニトリ。
自社開発のマットレス「Nスリープ」や、料理器具のスキレット・通称“ニトスキ”などのヒット商品を数々と打ち出し、2018年2月期では31期連続の増収増益を果たしている。2018年2月期は売上高5720億円、営業利益933億円と右肩上がりだ。
同じく、家具や雑貨の企画から販売までを手がける家具・インテリア大手に「無印良品」を展開する良品計画がある。
どちらも高品質・低価格の商品を扱う小売店として全国に展開し、多くの消費者に親しまれているが、その業績は好対照をなしている。
無印良品、伸び悩みの理由は?
良品計画は1月9日、「業績予想の修正に関するお知らせ」で、平成30年3月1日から平成31年2月28日までの業績予想を下方修正すると発表。同リリースによると、営業収益は4243億円から4093億円へ3.5%減、営業利益も500億円から470億円と6%減となっている。
今、ニトリが業績の面で無印良品を圧倒していると報じるメディアもある。1月24日付の日本経済新聞では、良品計画の下方修正の主因について「国内売上高(海外供給を含む)の54%を占める『生活雑貨』の苦戦」とした。
また同記事によると、良品計画の松崎暁社長は「ニトリと競合する部分があるのは事実」と認め、「無印良品だからこそという商品を出す力を強めなければ、影響は大きくなる」とコメントしている。