「趣味は?」の質問に答えられない人へ。すぐできる趣味の見つけ方
東京大学中退という異色な経歴を持ちながら、明晰な頭脳を生かしマルチに活躍するラッパー・ダースレイダー(41歳)が、20代若人の切なる人生相談に答えます。
8年前に脳梗塞で左眼の視力を失い「片目のおじき」と呼ばれる彼。昨年は「余命が5年」であると告白し、日本のヒップホップ界に衝撃を与えました。
そんなダースレイダーに今回寄せられたのは、「趣味がほしい」という就活生からの相談です。
Q.趣味を作るにはどうしたらいい?
■22歳・就活生・男性■
「趣味を作れません。就職面接や合コンの場で趣味を聞かれたとき、私はいつも言葉につまってしまいます。友達とご飯に行って話したり、動画を見たり、テレビを見たりするのは楽しいですが、これじゃ普通すぎますよね?
人に言える趣味を作るためにと料理をかじってはみたものの、三日坊主な自分にさらに嫌気がさしました。趣味ってどうやって作ればいいんですか? 趣味ってあると、どんな良いことがあるんですか?」
A.興味のない誘いでも、1回は行ってみる
ダースレイダー:僕は「趣味」って言葉がよくわからなくて、「趣味は何ですか?」って言われると僕も困りますね。なぜかって言うと、僕は好きで音楽をやっていて、ミュージックビデオとかも作ってるけど、映画を見るのだって好きだし……。
趣味を、“メインじゃないサブなもの”っていうカテゴリーで考えてみても、全部メインだからサブなものなんてないしなぁ。質問者さんは就活生で、面接で趣味を聞かれるから質問してくれたってことかな? それなら、聞いてきた人に逆に趣味の定義を聞いてみるっていうのもありかな。
趣味を持ってるとどんな良いことがありますか? ってことだけど……。僕は趣味というより、「好きなことがあるとどんないいことがありますか?」って言い換えるけど、何かに打ち込んでいて、そのことについて話しだしたらずっとしゃべってられるとか、そういう没頭できる対象は持っておいたほうがいいと思う。それが何かしらのエネルギーを生むポイントになると思うから。