町田啓太、「いろんなことを経験した今だからこそ」語れる仕事への思い
人のせいにしない。自分がやりたいと思ったことをやる
――町田さんが経験されたケガなどもそうですが、一般の社会人でも自分が悪かったわけでもないのに仕事がストップしてしまったとか、フラストレーションを抱えている人は多いです。彼らに何かアドバイスはありますか?
町田:僕の場合は自分が全部悪いと思っています。うまくいかないときも、人のせいにしないことじゃないですかね。人のせいにしていたらキリがないので。
他人も信用できなくなりますし、自分も信用してもらえなくなる。悪循環しかない。なぜ自分がそう思ってしまったのか、なぜそうなったのか、まずはそこに自分がいることを認めて、自己分析したらいいんじゃないかなと思います。
――こういうことを経験してきてよかったと感じていることは?
町田:やりたいと思ったことをやってみたことですね。高校選び、大学選び、そのあとも、全く違うジャンルであっても、そのときどきでやりたいことをやってきました。それはよかったと思います。ただ両親には相当迷惑をかけています。自由にやらせてくれた両親がいてくれたのが有難いと思っています。
役者としても常に新しいことにチャレンジしていく
――新しいところに飛び込むときに、戸惑いや不安はなかったのでしょうか。
町田:いっぱいありますよ。それでもそれをやりたいと思ったんです。逆に最近は大人しくなってきちゃったかなと思うので、役者としても常に新しいことにチャレンジしていく気持ちでいたいです。
――ありがとうございます。最後に読者にひと言お願いします。
町田:今回の映画は、“因果応報”ということもテーマになっています。人付き合いとか、仕事とかにも、そうしたことを感じている人も多いと思います。好き嫌いせずに、ぜひ劇場に行って楽しんでもらえたら嬉しいです。
<取材・文・撮影/望月ふみ>
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