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「カブトムシを食べたアイドルでは終わらせない」ある地下アイドルの野望

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かみつき!MAD-DOGのアー写。プロカメラマンでもある緑・抹茶らて利休によるディレクション

 過当競争の果て、長らく戦国時代とも言うべき状態にある、地下アイドルシーン。

 あの手この手で世に出ようとするアイドルグループも多いなか、「カブトムシを食べた地下アイドル」として一躍注目を集めたのが4人組アイドルグループ「かみつき!MAD-DOG」(@kamitsuki_md)。

 爪痕を残すつもりが、まさかの「カブトムシ事変」で契約解除になった彼女たちに話を聞きました。

尖ったグループ誕生は“敗者復活”によるもの

――そもそもなぜ、カブトムシを食べることになったのでしょうか?

雨(青):結成時からYouTuberとしても活動していて、ステージの合間のMCコーナーを使って、自己紹介と撮影を兼ねて“利き虫”を企画しました。

かすみ(赤):爪痕を残そうと、駆け出しの地下アイドルにしては奮発して、このために1280円の食用カブトムシを用意したんです。送料込みだと2000円したんですよ!

――もともと雨さんは昆虫食が趣味だと聞きましたが、キッカケは?

雨(青):直接のキッカケは、「カメ五郎」(※サバイバル動画の投稿者 @kamegorou2525)さんの動画から影響受けて目覚めた感じです。もともと自然が大好きということもあり、小さい頃は男の子と一緒に木に登ったりと、野生児みたいな感じでした。

 今はすっかり「カブトムシキャラ」になってるけど、じつは「昆虫食」というより「自然食」が好きなんです。

――と、いいますと?

雨(青):焚き火をしたり、自然界にあるものを食べたりが趣味なので、別に「昆虫専門」ではないんです。今の時期なら、野草のノビルを食べたり、たんぽぽコーヒーを飲んだりと、一般の人でもイケるやつも楽しんでます。

――道端の物を食べて、体に異常が出ることはないのですか?

雨(青):以前、ニラと間違えてスイセン(※)を食べたことがあり。「あぁ、ヤバイ。どうしよう、どうしよう」と思ったのですが、幸運にも特に症状が出ませんでした。それ以来、ちゃんと野草の種類を確認するようにしています。

※ニラと間違えて有毒なスイセンを誤食するケースが多いことから、厚生労働省、消費者庁では注意喚起を行っています参照

――親は心配したりしてません?

雨(青):心配したお母さんが最近、「アレグラ」を持たせてくれるようになりました。昆虫食は人によって甲殻類アレルギーと似た症状が出るらしくて。

――効果のほどは定かではありませんが、母の愛を感じる心温まるエピソードですね(笑)。

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