流行語大賞、最もピンとこない候補を20代が選出「高プロ?読めない…」
早いもので今年も残すところ、あと1か月とわずかとなりました。毎年恒例「ユーキャン新語・流行語大賞」の2018年のノミネート語が11月7日、発表されました。
平昌オリンピックやサッカーワールドカップなど、スポーツ関係の話題が多かったこの1年。カーリング女子代表の「そだねー」「もぐもぐタイム」や、サッカー日本代表の「(大迫)半端ないって」が選出。
あるいは今年は良くも悪くもアマチュアスポーツも注目を集めました。疑惑の判定で世間を騒がせたアマチュアボクシングの「奈良判定」や夏の甲子園を快進撃で沸かせた秋田県の金足農業高校の「金足旋風」などが選ばれました。
また、例年複数がノミネートされるお笑い芸人のフレーズ。今年はピン芸人の「ひょっこりはん」のみのエントリーでした。
ここまでのノミネートは耳にしたことある人も多いと思います。しかし、なかには「その言葉、どこで聞いたの?」と、思わず首を傾げたくなるようなものもちらほら。
そこで、今回は働く20代の100人アンケートと聞き取り調査から3人に1人以上が「ピンとこない」「聞いたことない」と答えた流行語大賞ベスト8を紹介します。
第8位 ブラックアウト 32票
およそ3人に1人が「ピンとこない」「聞いたことない」と答えたのがこの言葉。
実はこの言葉は今年の相次ぐ自然現象、災害を象徴しているのです。9月6日に北海道胆振地方を襲った最大震度7の地震。この地震で、北海道全域が停電してしまいました。
このように大手電力会社が管轄する地域のすべてで停電が起こる現象を「ブラックアウト」と呼ぶのです。ただ、20代からは「パソコン作業で突然、画面が真っ暗になってしまう現象と思った」(22歳、女性、会社員)という声が多数。
たしかに、その現象もブラックアウトと呼びます。パソコン作業が多い人なら、つい勘違いしてしまうかもしれません。
第7位 カメ止め 36票
続いては今年の映画界でもっとも話題になった作品『カメラを止めるな』の略称「カメ止め」がランクイン。わずか300万円の予算で作られたインディー作品ながら国内外で数多くの映画賞を受賞し、全国公開もされた同作ですが、さほど認知されていなかったようです。
「そもそも映画を見ないので知らなかった」(21歳、女性、パート)「なにか亀にまつわる言葉かと思った」(23歳、男性、会社員)といった意見がありました。