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営業先の社長が「昼から飲酒を強要」…“モンスター顧客”に呆然

学び

営業先の社長の飲酒に付き合わされ……

モンスター

 ニッチな業界のためか、クセが強い名物社長が多く、なかでも北田さんが一番驚いたのは老舗代理店A社の社長です。

「社長は隠居状態で、業務の大半を専務以下に丸投げしている様子でした。そして自身は昼過ぎに出社してひたすら飲酒しているんです。そしてタチの悪いことに訪問してきた営業マンにひたすら飲むように勧めてくるんです。

 同業他社の先輩の中には昼前なのに顔を真っ赤にしてる人もいて、『大丈夫かな?』って思っていたんですけど、後で聞いたら案の定、次に行った訪問先でえらい剣幕で怒られたって言ってました」

 もちろん北田さんも例外ではありません。

「一度席についてしまうと、終電まで付き合わされます。仕事の話は一度もしたことがないです。話題は相撲の話や自らの身の上話ばかり。田舎に住んでいる親戚のおじいさんと話しているような感覚でした。

 声が小さくて、聞き返すと怒られるので、適当に相槌を打っていましたね(笑)。さすがに次のアポがあるときは、丁重に頭を下げれば許してもらえました。でもそれが続くと機嫌が悪くなってしまうので、手帳に記録して『そろそろかな』っていう周期を見計らう必要がありました」

 なぜここまで北田さんが気を遣っていたかというと、昔、気に障る発言をした営業マンをぶん殴ったという伝説を聞かされていたからそうです

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