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【25年前の今日の出来事】消費税滞納が5000億円を突破。運転資金への流用が急増【国内】

学び

消費税の累計滞納額(1997年度)が初めて5000億円を突破したと国税庁が発表した。隠し預金、運転資金への流用など、景気の低迷で資金繰りに苦しむ事業者が国庫に納めないケースが目立った。

Q.消費税滞納ってどうして起きるの?

消費者が、何らかの商品やサービスを購入する際に支払った代金と税金(消費税)のうち、消費税の部分を事業者はいったん預かった上で、税務署に申告して後に納税する。しかし、消費税を預かって納付するまでのタイムラグを使って、当面の運転資金などに「預り金」を事業者が流用するケースもある。消費税を流用した事業者が、必要な消費税額を税務署に納税できない場合、消費税の滞納となる。2021年(令和3年)度末の国税滞納残高は8857億円。

四半世紀前(25年前)新聞

[参考]
・産経新聞
・朝日新聞
・読売新聞

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